【J1 第6節】G大阪 VS 横浜FM @パナスタ
3連中のガンバはホームに好調な横浜F・マリノスをホームに迎えます。
現在2位と高順位につける相手になりますが、浮上を目指すガンバにとって負けられない相手になります。
ガンバにはこの試合から出場できる山見選手や前節デビューを果たした柳澤選手、マリノスは浦和から加入した杉本選手や、ザンクトパウリから加入した宮市選手など新加入選手の活躍がこの試合の鍵を握るかもしれません。
またマリノスはこの試合からマスカット監督が初めて指揮を執ります。
ガンバにとっては未知の部分もありますが、攻略して絶対に勝ち点3を手にしたい戦いとなります。
・ガンバは難敵相手に今シーズン初4連勝達成なるか![spbr]
・新加入選手のいる両チーム。この試合で活躍なるか![spbr]
・新監督のマリノス相手にガンバは攻略なるか!
試合データ
Jリーグ ディビジョン1 第6節 | ||
パナソニック スタジアム 吹田 | ||
G大阪 | VS | 横浜FM |
2 | 3 | |
スコアラー | ||
32分 | エウベル | |
48分 | マルコス ジュニオール | |
レアンドロ ペレイラ | 56分 | |
74分 | 水沼 宏太 | |
パトリック | 100分 | |
スタッツ | ||
49% | 支配率 | 51% |
20(9) | シュート | 19(7) |
16 | FK | 13 |
2 | CK | 4 |
1 | PK | 0 |
G大阪 | 横浜FM | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 1 | 東口 順昭 | GK | 1 | 高丘 陽平 |
DF |
3 | 昌子 源 | DF | 4 | 畠中 槙之輔 |
13 | 菅沼 駿哉 | 13 | チアゴ マルチンス | ||
24 | 黒川 圭介 | 25 | 小池 龍太 | ||
26 | 柳澤 亘 | 33 | 和田 拓也 | ||
MF |
10 | 倉田 秋 | MF |
8 | 喜田 拓也 |
17 | 奥野 耕平 | 10 | マルコス ジュニオール | ||
29 | 山本 悠樹 | 24 | 岩田 智輝 | ||
39 | 宇佐美 貴史 | FW | 7 | エウベル | |
FW | 9 | レアンドロ ペレイラ | 9 | レオ セアラ | |
28 | ウェリントン シウバ | 23 | 仲川 輝人 | ||
リザーブ | |||||
GK | 25 | 石川 慧 | GK | 21 | 梶川 裕嗣 |
DF | 4 | 藤春 廣輝 | DF |
27 | 松原 健 |
5 | 三浦 弦太 | MF | 6 | 扇原 貴宏 | |
MF | 11 | 小野 裕二 | 14 | 天野 純 | |
15 | 井手口 陽介 | FW | 17 | 宮市 亮 | |
FW | 18 | パトリック | 18 | 水沼 宏太 | |
32 | チアゴ アウベス | 41 | 杉本 健勇 | ||
選手交代 | |||||
15分 | ウェリントン⇔パトリック | 53分 | エウベル⇔水沼 | ||
66分 | 山本⇔井手口 | 60分 | Mジュニオール⇔天野 | ||
66分 | 黒川⇔藤春 | 73分 | 岩田⇔扇原 | ||
76分 | ペレイラ⇔チアゴ | 73分 | レオ⇔杉本 | ||
76分 | 奥野⇔小野 | 73分 | 仲川⇔松原 | ||
警告 | |||||
30分 | パトリック | 23分 | エウベル | ||
30分 | チアゴ マルチンス | ||||
退場 | |||||
監督 |
|||||
松波 正信 | ケヴィン マスカット |
試合情報 | |
試合会場 | パナソニック スタジアム 吹田 |
入場者数 | 4459人 |
天候/気温/湿度 | 晴一時雨/26.4℃/88% |
主審 | 家本 政明 |
副審 | 八木 あかね、鈴木 規志 |
第4審判 | 上村 篤史 |
VAR | 谷本 涼 |
AVAR | 中野 卓 |
マッチレビュー
試合の流れ
好調な横浜FMとの対戦になる、この試合では4-3-1-2を採用。
久しぶりの4バックとなった右サイドバックには前節デビューを果たした柳澤選手が初先発になりました。
中盤はダイヤモンド宇佐美選手をトップ下に配置し、左から倉田選手、山本選手、奥野選手が支える形で、ツートップは好相性のウェリントン シウバ選手とレアンドロ ペレイラ選手が組みました。
またベンチには藤春選手、井手口選手、小野選手が復帰し、頼もしいガンバ戦士が帰ってきてくれました。
特別指定選手に登録された山見選手はこの試合ではメンバー入りしませんでした。
試合開始から流れを掴みにかかったのはガンバでした。
2分に左サイドで宇佐美選手とウェリントン シウバ選手のパス交換から黒川選手に展開すると、黒川選手は好クロスを送り、レアンドロ ペレイラ選手がヘディングシュート!
しかし、ボールは惜しくもポストに嫌われ、ゴールなりませんでした。
ガンバは15分にアクシデントが起きてしまいます。
ウェリントン シウバが足を痛めて座り込むと、続行不可能となりパトリック選手との交代を余儀なくされてしまいます。
早速21分にはパトリック選手にチャンスが訪れます。
敵からボールを奪った宇佐美選手からボールを繋ぎ、味方選手から再び宇佐美選手にボールが戻ると、そのまま強烈なミドルシュート。
キーパーが弾いたところにパトリック選手がフリーで詰めるも、シュートはゴールの枠から外れてしまいます。
ガンバはチャンスを物にできないでいると、徐々にエウベル選手ら強烈な助っ人にシュートチャンスを与えた辺りから、流れが横浜FMに向きかけてしまいます。
すると32分、横浜FMは一旦右サイドに展開し、中のレオ セアラ選手に当てて落としたボールを、中に侵入してきたエウベル選手に鋭いシュートを打たれ、左ポストに当たり、そのままゴールに吸い込まれてしまいました。
失点後のガンバはボールを持ちながらリズムはいいシーンあったが、前半アディショナルタイムに昌子選手のフィードに抜け出したパトリック選手はオフサイドの判定をされるなどで、同点追いつけず、前半を終えました。
後半早めに追いつきたいガンバでしたが、早々に失点をしてしまいます。
48分、小池選手のスルーパスは昌子選手がカットしましたが、こぼれ球をマルコス ジュニオール選手に拾われ、巧みなシュートでネットを揺らされ、追加点を与えてしまいます。
50分には横浜FMのさらなる攻撃でエウベル選手がDFラインを抜け出して、さらなる追加点を許したかのように思われましたが、このシーンはオフサイドの判定でした。
0-2でビハインドのガンバは反撃をします。
55分、左サイドの黒川選手からボールを受け取ったレアンドロ ペレイラ選手がドリブルで切り込むと、チアゴ マルチンス選手にペナルティエリア内で倒されPKを獲得します。
そのPKを自ら真ん中蹴り込み、反撃のゴールを決めます。
これで出場した試合は3試合連続ゴールとなりました!
同点に追いつきたいガンバは64分、柳澤選手からの浮き球のパスをパトリック選手が巧みなコントロールしてシュートを放つも、GKに当たり、ボールはポストに嫌われてしまいます。
さらに攻勢を強めたいガンバは復帰したばかりの藤春選手と井手口選手を投入し、リズム変えにかかります。
対する横浜FMも扇原選手、杉本選手、松原選手を投入してきました。
すると交代策が吉と出たのは横浜FMでした。
74分、途中出場の天野選手のCKに杉本選手が合わたボールはポストに当たるも、こぼれ球を天野選手に拾われ、クロスを上げられると、同じく途中出場の水沼選手にヘディングでネットを揺らされ、追加点を与えてしまいます。
再度2点差となってしまったガンバはボールを握りながら、反撃のチャンスを狙います。
するとなかなかゴールを奪えませんでしたが、後半アディショナルタイムに宇佐美選手からパトリックがヘディングでゴールをし、またもや1点差に詰め寄ります。
しかし、反撃もここまでで、好ゲームを披露しましたが、1点差で敗れる悔しい試合となり、連勝もストップとなりました。
新システムについて
松波監督は初めて4-3-1-2のフォーメーションを採用してきました。
ガンバでもあまり馴染みのない形ではありますが、非常に機能していたと思います。
ツートップの後ろを宇佐美選手が割と自由に動き回り、走れる倉田選手と奥野選手がインサイド気味で構え、真ん中で山本選手がゲームを作る。
かつてのACミランみたい(カカとかいた時代)に個人的には感じました。
実際、横浜FMに対しても支配率はほぼ五分でしたし、持たされている感じでもなく、ガンバのリズムでボールを回したり、速い攻撃でシュートまで持っていけている時間も多くありました。
非常にこれからの可能性を感じる戦いでしたね。
あとは決定力。
数センチの差でポストに当たって、ゴールが決まったり、外れたりしますが、何本か惜しくもゴールならなかったシーンが今節は特にありました。
横浜FMは認めたくはありませんが、1点目もそうですが、ポストに当たってゴールが決まったり、大事なところで決め切る力がありました。
運もありますが、そこの差は埋めていかないといけないのかなと感じました。
あとは課題でもあるサイドバックの選手層が薄い問題や、小野瀬選手や矢島選手をどう組み込むかなどが注目ですね。
ツートップの位置もウェリントン シウバ選手も怪我をしてしまったようなので、選手が豊富というわけではありません。
小野選手も復帰してくれましたし、攻撃をリードしてくれることに期待しています。
過密日程も続くので、これからこのシステムをどのように使用してくるか楽しみですね!
ブラジル人ツートップのゴールについて
- レアンドロ ペレイラ選手反撃の狼煙をあげるゴール
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今節のゴールで出場3試合連続ゴールとなり、今シーズン5ゴール目となりました。
黒川選手からタイミングよくボールを引き出し、緩急をつけて1人剥がし、ファールを誘い込むようなコース取りのドリブルでエリア内に侵入し、上手くファールをもらえました!
PKも落ち着いて決めてくれましたし、らしさを徐々に出してきてくれているように思います。
ハマれば、もっと点の取れる選手だと思うので、4試合5試合と連続で決めてくれることに期待したいですね! - パトリック選手の意地のゴール
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今節はベンチスタートでしたが、15分という時間で、予想外の早い出番でした。
何度かあったチャンスはミスになったり、ポストに当たったりと、運も味方してくれない試合ではありましたが、最後のゴールはさすがでした!
なかなかゴールを決められない時もあるとは思いますが、過密日程で多くの試合で疲労している中で、よく戦ってくれていると思います。
これからも不可欠の選手であることは間違いないので、またゴールに期待しましょう!
Next Match に向けて
今節は惜しくも敗れ4連勝とはいきませんでしたが、また中2日で徳島との試合がアウェイで行われます。
降格圏に沈む相手となりますが、ガンバも降格圏に引きずりこまれないようにするためにも絶対に負けられません。
怪我人も帰ってきては、誰かが怪我をしてという、苦しい台所事情ではありますが、闘えるメンバーで連戦を乗り越えていくしかありません。
次節は連敗をしないようにするためにも非常に大事な1戦になるので、勝ち点3を奪い、より高みを目指しましょう!
これまでのマッチレビュー