【J1 第29節】鹿島 VS G大阪 @カシマ
前節の敗戦により、3連敗となってしまったガンバ。
今節は4ヶ月ゴールがなく公式戦3連敗中と苦しんでいる鹿島との対戦になり、苦しい状況を脱したいチーム同士の対戦になります。
前節はリードする展開はなく、常に追いかける苦しい展開だったので、先制点が重要になってくるはずです。
試合をリードするのはどちらになるのか注目が集まります。
・連敗を伸ばしてしまったガンバは復調できるのか![spbr]
・連敗中同士の対決。脱することができるのはどっちか![spbr]
・キーになってくるのは先制点。どちらが先に点を奪えるか!
試合データ
Jリーグ ディビジョン1 第29節 | ||
県立カシマサッカースタジアム | ||
鹿島 | VS | G大阪 |
3 | 1 | |
スコアラー | ||
上田 綺世 | 52分 | |
ファン アラーノ | 60分 | |
土居 聖真 | 73分 | |
80分 | チアゴ アウベス | |
スタッツ | ||
54% | 支配率 | 46% |
25(9) | シュート | 5(1) |
13 | FK | 10 |
3 | CK | 3 |
0 | PK | 1 |
鹿島 | G大阪 | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 31 | 沖 悠哉 | GK | 1 | 東口 順昭 |
DF |
2 | 安西 幸輝 | DF | 13 | 菅沼 駿哉 |
22 | 広瀬 陸斗 | 19 | キム ヨングォン | ||
28 | 町田 浩樹 | 27 | 髙尾 瑠 | ||
33 | 関川 郁万 | MF |
4 | 藤春 廣輝 | |
MF |
7 | ファン アラーノ | 8 | 小野瀬 康介 | |
11 | 和泉 竜司 | 10 | 倉田 秋 | ||
20 | 三竿 健斗 | 15 | 井手口 陽介 | ||
21 | ディエゴ ピトゥカ | 21 | 矢島 慎也 | ||
FW | 13 | 荒木 遼太郎 | 29 | 山本 悠樹 | |
18 | 上田 綺世 | FW | 18 | パトリック | |
リザーブ | |||||
GK | 1 | クォン スンテ | GK | 25 | 石川 慧 |
DF | 14 | 永戸 勝也 | DF |
16 | 佐藤 瑶大 |
23 | 林 尚輝 | 26 | 柳澤 亘 | ||
MF | 8 | 土居 聖真 | MF | 6 | チュ セジョン |
17 | アルトゥール カイキ | 28 | ウェリントン シウバ | ||
27 | 松村 優太 | FW | 32 | チアゴ アウベス | |
FW | 9 | エヴェラウド | 39 | 宇佐美 貴史 | |
選手交代 | |||||
67分 | 荒木⇔土居 | 70分 | 髙尾⇔柳澤 | ||
67分 | 和泉⇔松村 | 70分 | 山本⇔宇佐美 | ||
80分 | アラーノ⇔カイキ | 70分 | パトリック⇔チアゴ | ||
80分 | 上田⇔エヴェラウド | 80分 | 矢島⇔ウェリントン | ||
91分 | 安西⇔永戸 | 80分 | 井手口⇔セジョン | ||
警告 | |||||
34分 | ファン アラーノ | 47分 | キム ヨングォン | ||
84分 | 菅沼 駿哉 | ||||
退場 | |||||
監督 |
|||||
相馬 直樹 | 松波 正信 |
試合情報 | |
試合会場 | 県立カシマサッカースタジアム |
入場者数 | 3586人 |
天候/気温/湿度 | 曇時々雨/24.7℃/62% |
主審 | 池内 明彦 |
副審 | 野村 修、塚越 由貴 |
第4審判 | 窪田 陽輔 |
VAR | 福島 孝一郎 |
AVAR | 平間 亮 |
マッチレビュー
試合の流れ
今節は古巣対決となっていた昌子選手がメンバー外となり、CB中央に菅沼選手が試合頭からの出場となりました。
他には山本選手と矢島選手が宇佐美選手と小野選手に代わって先発に入る形となりました。
試合は開始早々から鹿島はガンバの3バックの裏を積極的に突いてきます。
6分には裏に抜け出した上田選手をペナルティエリアの中で髙尾選手が身体を寄せて最後はスライディングで防ぐなど、ガンバの守備陣も集中してなんとか無失点で試合が進みます。
対するガンバも17分にはFKのクリアボールを井手口選手が強烈なミドルシュートで狙うシーンもありましたが、町田選手と関川選手を中心とした守備を前に効果的な攻撃が出来ません。
すると前半の終了間際には上田選手や荒木選手らにシュートを放たれるシーンがあり、ヒヤッとしますが、前半はスコアレスで折り返します。
しかし、後半に入ると何とか耐えていたDF陣を崩されてしまいます。
52分、ボールを奪った鹿島は自陣からピトゥカ選手がボールを持って攻め上がり、上田選手が作ったスペースに入り込んだ荒木選手にラストパスを送られます。
受け取った荒木選手のシュートは東口選手がセーブしますが、こぼれ球を上田選手に押し込まれ、失点してしまいます。
60分にはさらに右サイドの広瀬選手からドンピシャのクロスをファン アラーノ選手に頭で合わせられ、2失点目を許してしまいます。
2点ビハインドを負ったガンバは反撃を試みたいところでしたが、73分にまたもカウンターから最後は土居選手の左足でミドルシュートを叩き込まれ、3失点目を許し、非常に苦しい展開となってしまいます。
0-3となって劣勢になってしまったガンバでしたが、78分にチアゴ アウベス選手が仕掛けペナルティエリア内でファウルを受け、PKを獲得します。
獲得したPKをチアゴ アウベス選手が自ら蹴り、左下のコースは相手GKの逆を突き1点返しました。
最後まで諦めないガンバは87分に宇佐美選手のパスを受け取った小野瀬選手がミドルシュートを放ちますが、僅かに枠をはずれ、万事休す。
ガンバは今季2度目の4連敗となってしまいました。
シーズン2度目の4連敗
前回は5月に川崎、広島、浦和、FC東京と降格争いをしているわけではなく、ガンバよりも上位のチーム相手に喫しました。
これが常に"勝ち"を求めるガンバにとって、よくないことではあるのですが、今シーズンのガンバの状況を考えると、目を瞑らなければいけない事実ではありました。
ただ1998年の23年ぶりということで、ほとんどの人が記憶がないか、そもそも知らない時期以来のネガティヴな記録なのでショックを受けた人も多いはずです。(自分も記憶にございません。)
しかし、そのような記録を今節の結果によって、1シーズンに2度も起こしてしまう結果となってしまいました。
しかも今回は相手もよくありません!
横浜FC、セレッソ、仙台、鹿島と、降格争いをしているチームがほとんどでした。
引き分けならお互い勝ち点1を手にするため、差は変わりませんが、敗戦してしまっているので、相手に勝ち点3ポイント分、追いつかれる、もしくは離される結果をガンバは続けてしまいました。
当たり前のことですが、降格争いというのは他のチームの勝ち点あってのことで、少しでも上回ることが出来れば、残留することは出来ます。
疲労も溜まって怪我人も多く、大変なシーズンであることは百も承知ですが、対戦相手のことを考えると、8月の終わりから9月にかけての試合は大事な時期でした。
そこで勝ちを先行出来ないどころか、引き分けすらないというのは正直大打撃だと思います。
長いシーズンでずっと調子がいいというのは、とても困難な話だと思いますが、この大事な時期に調子を合わせられれば、もう少し楽な気持ちで残りのシーズンを過ごせたのかなと結果論ではありますが感じました。
苦しい状況にはなってしまいましたが、今シーズンも残り9試合となりました。
難敵も多く控えるスケジュールとなっていますが、こうなってしまったらどこのチームが相手でも勝ち点を奪うガンバらしい戦いをして勝ち点を拾っていくしかありません。
第29節に関しては残留争いの相手も勝っているチームはいませんが、他力本願ではなく、ガンバの力で上に上がっていければいいなと思います。
選手たちも悔しいと思います。奮起に期待しています。
チアゴ アウベス選手意地の一発!
既に0-3となっていて苦しい展開ではありましたが、失点後すぐに取り返すことはFWとして評価されることだと思います。
諦めずボールを奪い、自分で仕掛けファウルをもらう。
相手のミスもありますが、こういう泥臭く、どんな形でも点を奪う気持ちを出したプレーは残りのシーズンで絶対に必要になってくると思います。
Next Match に向けて
ガンバにとっては無念の4連敗となってしまいましたが、ここで調子を取り戻せれば、まだ取り返しはつきます。
そのためには次節の柏戦は非常に重要な試合になってきます。
柏とガンバは今節終了時点で勝ち点3差で、勝つことができれば順位を上げることができます。
気持ち的にも少しでも上にいることはアドバンテージになりますし、何よりもここで連敗を止め、ズルズルと落ちて行かないようにしていきたいところです。
今シーズンの第9節のアウェイゲームでは敗れているので、リベンジを果たし、浮上していけるか注目です!
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