【J1 第13節】G大阪 VS 川﨑 @パナスタ
新型コロナウイルスの影響で前節に続き無観客試合となる首位川崎とのホームゲーム。
昨シーズンはリーグ戦の2試合と天皇杯の決勝全ての試合で敗れており、富士ゼロックススーパー杯でも敗れているため、公式戦4連敗中の相手との試合になります。
今シーズンも川崎は負けなしで首位を走っています。
また直前には2位の名古屋相手にもホーム、アウェイ共に連勝し独走状態に入りつつあります。
しかしガンバにとってはそんなことは関係なく降格圏内をまずは抜け出すためにもホームで王者を叩きたいところです。
気になる先発には前節で怪我をした小野瀬選手のポジションには復帰後初めての先発で一美選手が右のWGに入り、佐藤選手が第10節の清水戦以来のスタメンで右SBに入りました。
またアンカーにも守備の強度を意識してか第18節以来のスタメンで奥野選手が入り、山本選手は一列前に入りました。
・前節に続き無観客試合。ホームの声援の後押しはないが王者川崎にリベンジなるか![spbr]
・ガンバは川崎相手に4連敗中。ここで止めたいところ[spbr]
・久しぶりに奥野選手、佐藤選手が先発。一美選手はガンバに復帰後初先発!
試合データ
Jリーグ ディビジョン1 第13節 | ||
パナソニック スタジアム 吹田 | ||
G大阪 | VS | 川崎 |
0 | 2 | |
スコアラー | ||
41分 | レアンドロ ダミアン | |
76分 | 三笘 薫 | |
スタッツ | ||
37% | 支配率 | 63% |
7(2) | シュート | 17(7) |
9 | FK | 9 |
4 | CK | 8 |
0 | PK | 0 |
G大阪 | 川崎 | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 1 | 東口 順昭 | GK | 1 | チョン ソンリョン |
DF |
3 | 昌子 源 | DF | 4 | ジェジエウ |
5 | 三浦 弦太 | 7 | 車屋 紳太郎 | ||
16 | 佐藤 瑶大 | 13 | 山根 視来 | ||
24 | 黒川 圭介 | 47 | 旗手 怜央 | ||
MF |
15 | 井手口 陽介 | MF |
6 | ジョアン シミッチ |
17 | 奥野 耕平 | 8 | 脇坂 泰斗 | ||
29 | 山本 悠樹 | 25 | 田中 碧 | ||
FW | 9 | レアンドロ ペレイラ | FW | 9 | レアンドロ ダミアン |
20 | 一美 和成 | 16 | 長谷川 竜也 | ||
39 | 宇佐美 貴史 | 41 | 家長 昭博 | ||
リザーブ | |||||
GK | 25 | 石川 慧 | GK | 27 | 丹野 研太 |
DF | 13 | 菅沼 駿哉 | DF |
2 | 登里 享平 |
MF | 6 | チュ セジョン | 5 | 谷口 彰悟 | |
10 | 倉田 秋 | MF |
3 | 塚川 孝輝 | |
21 | 矢島 慎也 | 18 | 三笘 薫 | ||
FW | 18 | パトリック | FW |
19 | 遠野 大弥 |
32 | チアゴ アウベス | 20 | 知念 慶 | ||
選手交代 | |||||
70分 | 井手口⇔矢島 | 70分 | 長谷川⇔三笘 | ||
70分 | 山本⇔倉田 | 70分 | シミッチ⇔登里 | ||
80分 | ペレイラ⇔パトリック | 87分 | 脇坂⇔塚川 | ||
80分 | 宇佐美⇔セジョン | 87分 | ダミアン⇔知念 | ||
80分 | 一美⇔チアゴ | ||||
警告 | |||||
40分 | シミッチ | ||||
59分 | レアンドロ ペレイラ | ||||
退場 | |||||
監督 |
|||||
宮本 恒靖 | 鬼木 達 |
試合情報 | |
試合会場 | パナソニック スタジアム 吹田 |
入場者数 | 0人(無観客) |
天候/気温/湿度 | 曇/19.9℃/80% |
主審 | 谷本 涼 |
副審 | 西尾 英朗、西村 幹也 |
第4審判 | 熊谷 幸剛 |
VAR | 荒木 友輔 |
AVAR | 武田 光晴 |
マッチレビュー
試合の流れ
王者川崎との試合はお互い4-3-3を採用した試合となりました。
ガンバは怪我人も増えてきて苦しい台所事情であることもあり右サイドはフレッシュな佐藤選手と一美選手が縦の関係を構築しました。
アンカーにも今シーズン唯一勝利した鳥栖戦以来の出番となった奥野選手が入りました。
対する川崎は三笘選手やキャプテンの谷口選手がベンチスタートでしたが、家長選手や4月のMVPにも選ばれているレアンドロ ダミアン選手が先発でガンバに立ちはだかります。
立ち上がりはガンバの時間もあり、奥野選手がボールを奪ったところを起点にレアンドロ ペレイラ選手から左サイドの宇佐美選手へ展開し左足を振り抜くシーンもありましたが、時間が経つに連れて川崎ペースに移っていきました。
20分には脇坂選手のコーナーキックからシミッチ選手のヘディングシュートを打たれるも東口選手が横っ飛びで失点を免れました。
その後も川崎ペースで試合が進み、東口選手のビッグセーブのおかげで、失点はせずに済んでいましたが、41分にはカウンターで失点をしてしまいました。
ボールを奪った井手口選手が一美選手へ落とし、宇佐美選手に繋ぎ、右サイドを抜け出しクロスを上げましたが、味方に渡らず、川崎に奪われるとそこからカウンター。
素早い展開でボールが渡り、最後は脇坂選手のスルーパスで左サイドを抜け出した長谷川選手に中に切り込まれ、ボールがこぼれたところをレアンドロ ダミアン選手に詰められ失点。
前半終了間際には左サイドを黒川選手が山本選手とのワンツーで抜け出し、正確なクロスを上げましたが、レアンドロ ペレイラ選手は上手くヘディングをできず枠を外れ、ゴールを奪うことはできず、前半を折り返しました。
ハーフタイムはどちらも交代はなく、後半を迎えましたが、ガンバの劣勢は変わりませんでした。
脇坂選手のシュートがポスト直撃したシーンや東口選手のセーブで失点はしませんでしたが、右サイドを破られるシーンが続きガンバにとって苦しい時間が続きました。
ガンバにとってのチャンスは右サイドの佐藤選手から山本選手へ繋ぎ、さらに左サイドの黒川選手へ横への早いパスで左サイドのへ展開。
ボールを受け取った黒川選手は山根選手、ジェジエウ選手へ果敢に挑みますが、惜しくもシュートへは持っていけなかったシーン。
66分のペナルティエリアの混戦の流れからボールを拾った宇佐美選手の左足のシュートなどはありました。
しかし70分に両チーム二人ずつ交代した後の76分に失点してしまいます。
交代で入った三笘選手が登里選手の裏への浮き球のパスでガンバの右サイドを破られ、中に切り込みシュートを打たれ、東口選手も届かず、ゴールネットを揺らされてしまいました。
失点後にはガンバはセジョン選手、パトリック選手、チアゴ選手の3枚変えで打開を図るも得点は奪えず、このまま0-2で敗戦となりました。
今節の良かった選手について
今節の川崎戦は悔しい敗戦となって辛いですので、良かったと思う選手を挙げて前を向きたいと思います…。
- 東口選手
-
もはやあげるまでもないですが、ビッグセーブのオンパレードでした。
前向きな声をかけているところもリモートマッチならではでありますが、よく届いていて、今節も頼りになりました。
東口選手がいなかったら2失点では済まなかったはずです…。 - 奥野選手
-
アンカーとして先発でいきなり川崎相手で難しかったはずですが、取り所をおさえ、インターセプトやタックルを成功させる回数が多く感じられました。
頼もしい存在で実際にフル出場を果たしたので宮本監督からの信頼が上がったのではないでしょうか。 - 黒川選手
-
今シーズン左サイドバックで安定して出番を得ていて、確実にガンバ大阪で最も成長している選手ではないでしょうか。
川崎相手でもダブルタッチなど自分のスキルで勝負したり、日本代表にも選ばれている山根選手にも積極的に挑んだり、正確なクロスを披露したり攻撃面で自分の色を出せるようになっていると思います。
守備面でも主に家長選手が対峙する相手であったと思いますが、そこまで完全に崩されたシーンなどはなかったはずです。
昌子選手の隣で出場を重ね確実に成長してもらっていると思うので、次は得点やアシストなど目に見える結果を出したいですね!
宮本監督の采配について
王者川崎相手に4-3-3を採用しましたが、機能させられた部分、させられなかった部分があったと思います。
それはサッカーは難しいもので、チームの台所事情もあると思うので、一概にはなんとも言えませんが、もう少し試合の中で修正する必要があるのではないかなと感じます。
私は宮本監督にまだまだ期待しているし、アカデミー出身の生え抜きの監督なので、ガンバ大阪で結果を残して欲しいと思っています。
ただ明らかに今節は右サイドを狙われていたし、他の試合でも機能していないところを交代しなかったりしていたことはあったと思うので、柔軟に対応してもらいたいなと感じます。
新型コロナの影響をもろに受けて、キャンプでやってきたものが振り出しに戻ってしまっていたりして、ついてない部分も大きいと思うので大変だと思いますが、課題を一つ一つクリアしていき、宮本監督としてタイトル獲得を願っています。
皆様も色々思うことはあると思いますが、サポートしていきましょう。
Next Match に向け
結果的に川崎相手に公式戦5連敗となってしまったわけですが、次の試合が中3日であります。
相手はサンフレッチェ広島。
今シーズン既に4月にアウェーで一度対戦していて、その際はスコアレスドローで引き分けています。
ガンバは試合の消化数が少ないとはいえ、未だに降格圏にいて苦しいシーズンとなっていますが、ポジティブな面も増えてきているとは思うので、何が何でもホームでの今シーズン初勝利で勢いに乗りたいところです。
次節にはどの選手が闘えるコンディションで、誰が離脱しているか定かでない部分があって、心が落ち着きませんが、楽しみに待ちたいと思います。
ウェリントン シウバ選手もそろそろ観てみたいですね。