【J1 第12節】C大阪 VS G大阪 @ヤンマー
今シーズン初となる大阪ダービーです。
この試合はお互い絶対に負けられない試合となります。
ガンバにとっては約1週間ぶりの試合となり、4月が過密日程だったこともあってかすごく久しぶりの試合に感じますが、きっとこの試合に向けて調整していると信じていきたいところです。
この試合に勝利できれば絶対にいい流れを持って来れるはずなので、何がなんでも勝ちたいところ。
得点力不足を解消し、ガンバらしさを取り戻していきたいところです!
注目のウェリントン シウバ選手はメンバー入りなりませんでしたが、スターティングメンバーには久しぶりの矢島選手が戻ってきました。
フォーメーションも開幕時に用いていた4-3-3。
まだ結果は出ていないフォーメーションですが、機能させられるのか楽しみです!
・今シーズン初の大阪ダービー。絶対に負けられない![spbr]
・前節の敗戦から約1週間空いたが、いい意味での調整はできたか![spbr]
・開幕戦以来の4-3-3。機能させられることは出来るのか!
試合データ
Jリーグ ディビジョン1 第12節 | ||
ヤンマースタジアム長居 | ||
C大阪 | VS | G大阪 |
1 | 1 | |
スコアラー | ||
中島 元彦 | 74分 | |
82分 | パトリック | |
スタッツ | ||
49% | 支配率 | 51% |
18(8) | シュート | 10(3) |
17 | FK | 7 |
3 | CK | 6 |
1 | PK | 1 |
C大阪 | G大阪 | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 21 | キム ジンヒョン | GK | 1 | 東口 順昭 |
DF |
2 | 松田 陸 | DF | 3 | 昌子 源 |
6 | チアゴ | 5 | 三浦 弦太 | ||
14 | 丸橋 祐介 | 14 | 福田 湧矢 | ||
43 | ダンクレー | 24 | 黒川 圭介 | ||
MF |
5 | 藤田 直之 | MF |
15 | 井手口 陽介 |
10 | 清武 弘嗣 | 21 | 矢島 慎也 | ||
17 | 坂元 達裕 | 29 | 山本 悠樹 | ||
25 | 奥埜 博亮 | FW |
8 | 小野瀬 康介 | |
FW | 20 | 大久保 嘉人 | 9 | レアンドロ ペレイラ | |
32 | 豊川 雄太 | 39 | 宇佐美 貴史 | ||
リザーブ | |||||
GK | 50 | 松井 謙弥 | GK | 25 | 石川 慧 |
DF | 16 | 新井 直人 | DF |
13 | 菅沼 駿哉 |
33 | 西尾 隆矢 | MF |
6 | チュ セジョン | |
MF |
40 | 松本 泰志 | 10 | 倉田 秋 | |
FW | 9 | アダム タガート | 34 | 川﨑 修平 | |
28 | 中島 元彦 | FW |
18 | パトリック | |
29 | 加藤 陸次樹 | 32 | チアゴ アウベス | ||
選手交代 | |||||
前23分 | 大久保⇔タガート | 前34分 | 小野瀬⇔チアゴ | ||
後18分 | 坂元⇔中島 | 後30分 | 宇佐美⇔川﨑 | ||
後18分 | タガート⇔加藤 | 後30分 | 矢島⇔倉田 | ||
後34分 | 豊川⇔新井 | 後30分 | ペレイラ⇔パトリック | ||
後37分 | 山本⇔セジョン | ||||
警告 | |||||
後17分 | チアゴ アウベス | ||||
退場 | |||||
監督 |
|||||
レヴィー クルピ | 宮本 恒靖 |
試合情報 | |
試合会場 | ヤンマースタジアム長居 |
入場者数 | 0人(無観客) |
天候/気温/湿度 | 雨のち曇/16.1℃/56% |
主審 | 今村 義朗 |
副審 | 唐紙 学志、田中 利幸 |
第4審判 | 松本 大 |
VAR | 中村 太 |
AVAR | 川崎 秋仁 |
マッチレビュー
試合の流れ
今シーズンの初戦となったセレッソ大阪との大阪ダービー。
無観客試合となってしまいましたが、絶対に負けられない試合であることは変わらず、なんとしても勝ち点3を持って帰りたい試合でした。
また雨も降っていた時間もあり、ボールコントロールが難しかったり、芝生に足を取られる選手も多く、難しい条件での試合となりました。
久しぶりの4-3-3でスタートしたガンバは最前線のレアンドロ ペレイラ選手がボールを収めたり、矢島選手の飛び出しを交えたりして、前半10分頃までは試合のペースを掴みながら進みました。
しかし徐々にセレッソの清武選手や坂元選手がサイドに起点を作りながら、クロスやファールをもらってからのセットプレーでペースを奪われていきます。
お互いシュートまでいく展開で試合が進んでいきましたが、セレッソにアクシデント。
23分に大久保選手が裏に出たボールを追いかけてダッシュした際に筋肉系のトラブルを負い、一度はピッチに戻りましたが、×サインを本人が出して途中交代。
東口選手がビッグセーブで抑えましたが、決定的なシュートを放っていた大久保選手の早々の交代はセレッソ側からしたら大きな痛手でした。
その後はコーナーキックの流れから矢島選手が惜しいシュートを放ち、キム選手に防がれたシーンもあったガンバにもアクシデントが発生してしまいます。
藤田選手のタックルを喰らった小野瀬選手がピッチに倒れ込み、交代を余儀なくされてしまいます。
小野瀬選手にとって攻撃的なポジションで起用されていた中での離脱は悔しかったことでしょう。
怪我はどれほどのものかはわかりませんが、心配です…。
大事に至らないことを願いましょう。
小野瀬選手が交代した後もセレッソのペースで試合が進みます。
35分には藤田選手の左足のミドルシュートを東口選手がビッグセーブで防いだりピンチが続いていた中、ガンバにとってピンチを迎えました。
豊川選手が蹴ったボールが福田選手の手に当たり、最初はノーファールの判定でしたが、VARの結果で判定が覆り、PKを与えてしまいます。
しかし、獲得した豊川選手がキッカーを担当し、放ったシュートは東口選手にコースを読まれて焦ったのか、ポストに弾かれ、ガンバにとってピンチを逃れました。
このまま前半はゴールはお互いのキーパーの活躍もあり、ゴールは生まれず、スコアレスで終わります。
後半に入ると序盤はまたしてもガンバのペースで始まります。
左サイドは宇佐美選手を中心に左サイドバックの黒川選手やインサイドハーフの矢島選手の3人でトライアングルを作り、崩す形。
右サイドはチアゴ アウベス選手が裏に抜け出したり、福田選手がオーバーラップしたりする形で攻撃の型を作っていきました。
対するセレッソも前半と同様サイドを広く使い、クロスからのシュートなどで上手く試合をコントロールしていきます。
そんな中、坂元選手に変わって入った中島選手にガンバは得点を奪われてしまします。
74分に一時的に清武選手とサイドを交換し、左サイドに入っていた中島選手はペナルティエリア内から巻いたシュートを放つと井手口選手に当たりコースが少し変わったボールはゴールに吸い込まれてしまいました。
このシュートは再三ビッグセーブを魅せていた東口選手でも流石に止められず、痛い失点となりました。
今シーズン得点力不足に陥っているガンバは痛い先制点を奪われてしまったので、川﨑選手、倉田選手、パトリック選手の3人同時投入で同点を目指します。
そんな中、失点から8分後同点に追いつきます。
山本選手のフリーキックから中に入れたボールは一旦クリアされますが、昌子選手の足元にボールがこぼれ、昌子選手が左足でシュートを放ったところ、加藤選手の左手に当たりPKの判定。
お互いのチームにハンドでPKが与えられる少し珍しい試合展開となりました。
ガンバは得たPKのチャンスをパトリック選手がキッカーを担当し、左隅に蹴り込んで同点になりました!
パトリック選手にとって今シーズン初ゴールとなり、チームとしても今シーズン2ゴール目の記録となりました。
パトリック選手のゴールで試合を振り出しに戻し、逆転を目指すガンバは山本選手に変えてチュ セジョン選手を投入しました。
セレッソは同点に追いつかれ動揺していたのか、ガンバは徐々にセジョン選手を中心にボールを回せ始めました。
左サイドは川﨑選手は若干、松田選手に止められるシーンもありましたが左サイドで起点になり、試合に入り込めていましたね。
井手口選手も終盤は全盛期に戻りつつあるのか、清武選手を止めるシーンやタックルを綺麗に決めるシーンなどが増えてきて、これからに期待を持てるようなパフォーマンスを魅せてくれました。
相手が強い方が良いパフォーマンスを発揮できるタイプなのかもしれませんね。
次節は止めなければいけない選手が多い川崎戦なので、引き続きお願いしますといった感じです。笑
そんな流れで試合が終盤進み、お互い攻め合いましたがゴールは生まれず、このままドロー決着となりました。
ダービーはやっぱり勝ちたかったですが、次回ホームの時まで持ち越しとなりました。
4-3-3について
開幕戦以来の採用となった4-3-3。
中盤は開幕戦と同じメンバー(矢島選手、井手口選手、山本選手)で3トップは宇佐美選手が左、小野瀬選手が右サイドに入り、真ん中をレアンドロ ペレイラ選手が務めました。
そんな中盤の3人で前半に最も輝いていたのは矢島選手に見えました。
パスワークに絡むのはもちろんのことで、簡単に叩くところは叩き、ゴール前に入ってくるところには入ってきているシーンも多く見られました。
実際に惜しいシュートを打つシーンもありましたし、最もこのフォーメーションの恩恵を受けているのではないでしょうか。
時間が進むにつれてトーンダウンしている印象もありましたが、一時期のマンチェスター シティのギュンドアン選手みたいに中盤からゴールも取れる選手に化けてくれれば心強いですね。
宮本監督は矢島選手が不在の時は4-3-3を採用しなかったので、もしかしたらこのフォーメーションで矢島選手のことを不可決と捉えているのかもしれませんね。
ただコロナ明けだから慣れ親しんでいる4-4-2を採用していただけかもしれませんが…。
どちらにしろ4-3-3をこれからキーマンになっていくのは確実だと思うので、より輝いていけるように期待しかありません!
山本選手もセジョン選手と交代する後半37分までプレーしましたが、ターンで相手のマークをかわしたり、綺麗なパスを通したり、輝きを魅せるシーンもありました。
アンカーという特有のポジションで慣れていく必要もあると思いますが、絶対輝けるポテンシャルはあると思うので、これからフィットしていけるかがガンバ浮上の鍵となっていくと思います。
セジョン選手という強力なライバルがいますが切磋琢磨して、レベルアップしてもらいたいですね。
あと個人的には山本選手の一つ前のプレーで共存も見てみたい気がしますね。
非常にこれからが楽しみです。
井手口選手に関しては絶好調の時のプレーが垣間見えたのがすごく嬉しいです。
最初の方は取りきれなかったり、スリッピーなピッチコンディションでパスが微妙に届かない場面もありましたが、清武選手から綺麗にボールを奪ったあたりから本来のプレーが見え始めた気がします。
どんどん自信を取り戻して、イケイケのプレーを魅せてもらいたいですし、ミドルや何人もいるように見えてしまう強靭なスタミナやボール狩りを披露してもらいたいですね。
スリートップはレアンドロ ペレイラ選手の長身を生かしたハイボールだけでなく足元にもパスを当てたり狙いが出せている時間もあったと思います。
ただ相手に読まれ始めてからは徐々に存在感が薄れつつあったので、他のプレーも必要かもしれません。
パスが微妙に合わなかったシーンもあったりしましたが、今までの試合よりは存在感を発揮できていたかなとは思います。
FWとしてはシュートを打ちたいとかはあると思いますが、きっとチームプレーを続けていけば、いいパスをくれる選手は沢山いるので、フィットしてゴール決めてくれるようになればいいなと感じます。
宇佐美選手は初めての左WGの先発だったとは思いますが、左サイドで起点を作ったり、味方を活かすシーンは魅せてくれていたと思います。
宇佐美選手ならもっと出来るとは思いますが、ハマればこのポジションでも点取れるのかなとも感じました。
ただ真ん中のFWでゼロトップという形も個人的にはみてみたいですね。
最も左WGでハマるのは交代で入った川﨑選手だと思うので、成長して宇佐美選手からのいいパスで初ゴールなんてのも見てみたいと考えたりもします。
残念で心配なのは小野瀬選手ですね。
タックルを喰らってピッチでうずくまっていたシーンはかなり痛そうでしたし、離脱してもおかしくない足の捻り方しているように見えました…。
チームにとっても小野瀬選手にとっても離脱してしまうとかなり痛手です。
ダービーでのプレーももっと見たかったですし、すごく残念です。
(まろん妻によると小野瀬選手はSBよりも前線で攻撃面においてかなり貢献できる選手なので交代するのはチームにとって、とても辛かったと語られています。)
すごく心配です。何事もないことを祈ります。
東口選手の好セーブについて
ガンバを応援するもにとって今さら感が強めですが、今節も神ががっていましたね。
大久保選手の至近距離からのシュートや藤田選手のミドルシュートなどいいシュートはそれなりにあったのですが、抜群の反射神経で反応して止めてくれました。
さすがでしかありません。笑
苦手なPKも反応していましたし、雨で滑るはずのボールも相変わらずハイボールをしっかりキャッチしてくれていました。
(本当にこぼさないですよね。)
さらに昨シーズンまではキックは相手に渡るシーンが結構あったのですが、今シーズンは格段に味方に渡っていることが多くなっていると思います。
現代サッカーではGKも足元の技術が求められていると言われていて、すごく難しいポジションですが、得意なプレーには磨きがかかり、苦手なプレーもどんどん改善されていってまさしく進化し続けているGKですね。
頼もしさしかありません。
出番がないことが試合展開からすると1番ですがこれからもガンバ大阪のゴールマウスは東口選手に守っていってもらいたい限りです。
パトリック選手について
今節は後半30分からの途中出場での出番となりました。
今シーズンはなかなか厳しい戦いが続いて得点が取れていませんでしたが、やっとPKですが初ゴールゲットできました。
勝利とはいきませんでしたが、試合の流れ的にも難しい中でのPKとなりましたが、よく決めてくれましたね!
パトリック選手はガンバでPK外しているイメージが全くないんですけど得意なんですかね?
この試合でもすごくいいコースに飛んでいましたし。
簡単なようでPKを決め続けることは大変なことです。
(メッシ選手も割と外すこともありますしね)
また活躍して、日々勉強している日本語のインタビューも聞きたいですね!
これからもよろしくお願いします!
Next Match に向けて
次節は昨シーズン王者でもあり今シーズン無敗の川崎フロンターレとのホームゲームです。
昨シーズンはダブルを喰らい、富士ゼロックスでも敗れ、現在3連敗中の相手です。
簡単な相手ではないことは皆がわかっていて、調子の上がらないガンバにとっては厳しいですが、どんな相手でも勝ちにいくチームなはずなので、ホーム初勝利を目指して挑んでもらいたいです。
調子の上がってきている選手、チームに馴染めてきている選手などポジティブな面もありますが、怪我で離脱している選手やなかなか本領の発揮ができない選手もいます。
チーム一丸となることが必要なので宮本監督の元、挑戦者として王者川崎に土をつけられるようにガンバってもらいたいですね。