【J1 第20節】G大阪 VS 広島 @パナスタ
ガンバ大阪は前節の川崎戦からホーム3連戦となっており、その2試合目の広島戦となります。
今シーズンに新型コロナウイルスによる活動休止明けにアウェイで対戦した際はスコアレスドローで痛み分けとなっているカードです。
ガンバも鳥栖戦の勝利以来、勝ち星がなく降格圏に沈んでいますが、対する広島も6試合勝利から見放されている状況です。
何がなんでもここでお互いのチームにとって勝ち点3を積み上げたいところです。
注目のフォーメーションは4-4-2でスタート。
パトリック選手と一美選手のツートップ。
怪我人が続出している右サイドは奥野選手と矢島選手がコンビを組みます。
ベンチには今シーズン初めて塚元選手、そしてついにウェリントン シウバ選手が入りました。
出番はあるのか!?注目です!
・約1ヶ月ぶりの再戦。今節は決着がつくのか![spbr]
・得点力不足のツートップはパトリック選手と一美選手。得点は奪えるか![spbr]
・右サイドは矢島選手と奥野選手のコンビ。好パフォーマンスを披露できるか![spbr]
・ついにウェリントン シウバ選手がベンチ入り。出番はあるか!
試合データ
Jリーグ ディビジョン1 第20節 | ||
パナソニック スタジアム 吹田 | ||
G大阪 | VS | 広島 |
1 | 2 | |
スコアラー | ||
36分 | 佐々木 翔 | |
一美 和成 | 44分 | |
65分 | 川辺 駿 | |
スタッツ | ||
60% | 支配率 | 40% |
12(3) | シュート | 11(3) |
16 | FK | 16 |
10 | CK | 4 |
0 | PK | 0 |
G大阪 | 広島 | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 1 | 東口 順昭 | GK | 38 | 大迫 敬介 |
DF |
3 | 昌子 源 | DF | 2 | 野上 結貴 |
5 | 三浦 弦太 | 4 | 荒木 隼人 | ||
17 | 奥野 耕平 | 15 | 藤井 智也 | ||
24 | 黒川 圭介 | 19 | 佐々木 翔 | ||
MF |
6 | チュ セジョン | MF |
8 | 川辺 駿 |
10 | 倉田 秋 | 10 | 森島 司 | ||
15 | 井手口 陽介 | 18 | 柏 好文 | ||
21 | 矢島 慎也 | 27 | ハイネル | ||
FW | 18 | パトリック | FW | 29 | 浅野 雄也 |
20 | 一美 和成 | 37 | ジュニオール サントス | ||
リザーブ | |||||
GK | 25 | 石川 慧 | GK | 1 | 林 卓人 |
DF | 13 | 菅沼 駿哉 | DF |
33 | 今津 佑太 |
MF |
28 | ウェリントン シウバ | MF |
14 | エゼキエウ |
29 | 山本 悠樹 | 25 | 茶島 雄介 | ||
30 | 塚元 大 | 41 | 長沼 洋一 | ||
FW | 9 | レアンドロ ペレイラ | FW |
20 | 永井 龍 |
39 | 宇佐美 貴史 | 23 | 鮎川 峻 | ||
選手交代 | |||||
67分 | パトリック⇔ペレイラ | 66分 | 浅野⇔鮎川 | ||
67分 | 一美⇔宇佐美 | 66分 | 柏⇔エゼキエウ | ||
67分 | セジョン⇔山本 | 85分 | サントス⇔永井 | ||
78分 | 井手口⇔ウェリントン | 93分 | ハイネル⇔茶島 | ||
88分 | 倉田⇔塚元 | 93分 | 藤井⇔今津 | ||
警告 | |||||
退場 | |||||
監督 |
|||||
宮本 恒靖 | 城福 浩 |
試合情報 | |
試合会場 | パナソニック スタジアム 吹田 |
入場者数 | 0人(無観客) |
天候/気温/湿度 | 雨のち曇/16.9℃/90% |
主審 | 西村 雄一 |
副審 | 中野 卓、浜本 祐介 |
第4審判 | 岡 宏道 |
VAR | 池内 明彦 |
AVAR | 西山 貴生 |
マッチレビュー
試合の流れ
慣れ親しんだ4-4-2でスタートしたガンバはセジョン選手がボール回しの中心になり井手口選手がボールを狩る明確な役割で序盤は比較的ボールを握る展開で、サイドの倉田選手と矢島選手は中に入りながらプレーをしていました。
また前節はアンカーでフル出場した奥野選手は右サイドバックでも慣れないポジションながらも安定したプレーで試合に入りました。
しかしガンバは35分に決定的なピンチを迎えます。
左サイドを抜け出した藤井選手がクロスをあげると、ジュニオール サントスがヘディングシュートを放たれ、あわや失点の場面でしたが、東口選手のビッグセーブでピンチを免れました。
ただ直後の36分に森島選手のフリーキックを佐々木選手に合わされると、今度はゴールネットを揺らされ、失点してしまいます。
広島に先制を許し、苦しい展開で試合が動きました。
先制点を許したガンバは反撃を仕掛けます。
左からのコーナーキックをセジョン選手がファーに蹴ると、一美選手が合わしGK大迫選手に触られながらも、得点になり、前半のうちに追いつきます。
得点になるまでニアに蹴っていたので相手もついていけなかったような形でしたね。
一美選手にとって嬉しいガンバでのトップチーム初ゴールとなりました。
このまま1-1で前半を終え、後半に入ると、開始早々の47分ガンバにチャンスが生まれます。
ガンバはセジョン選手から右サイドに展開すると奥野選手から速いボールでセンタリングを送ると中でパトリック選手が合わせるも、大迫選手に防がれてしまいます。
決定的なチャンスでしたが、惜しくも逆転はなりませんでした。
51分にはピンチを迎えます。
浅野選手が放ったシュートを奥野選手が体を張って守り、クリアするシーンなどで決定機を作られました。
そんな中、お互い得点が欲しい展開で試合が進んでいたところで、広島に得点を許してしまいます。
65分に連続でコーナーキックを手にしていたガンバは右からセジョン選手が蹴るとカウンターを喰らい、最後はジュニオール サントス選手のアウトにかけたパスを受けた川辺選手に完璧なファーストタッチから右足を振り抜かれ、東口選手も止められず、勝ち越し点を献上してしまいました。
失点直後には宇佐美選手、レアンドロ ペレイラ選手、山本選手を同時投入して、交代を機にパスのリズムが出てきてチャンスを伺いますが決定機はほとんど作れませんでした。
ガンバはさらに交代カードを切って、78分にはウェリントン シウバ選手がデビューを果たし、さらに88分には塚元選手が入り打開を図ります。
しかし、最後まで同点弾を目指しましたが、ゴールを奪えず、このまま1-2で敗戦となってしまいました。
一美選手の嬉しいトップチーム初ゴールについて
44分に一美選手はガンバでのトップチーム初ゴールをコーナーキックに頭で合わせた形で決めてくれました。
一美選手は今シーズンに京都と横浜FCへの武社修行から帰ってきましたが、途中出場やベンチ外など苦しい時間が続き、なかなか出番を得られていない状況でした。
そんな中前節はやっと右WGで先発出場。
そして今節で本職のFWで先発。
限られた時間ではありますが結果を残したのはFWとして自信になると思います。
ライバルは多く、完全にレギュラーを取るのは難しいことですが、体を張ってポストプレーをしたり、果敢にボールを追いかけるプレーなどを含めて大きなアピールになったと思います。
何よりも継続が大事になってくると思うので、一美選手にはこれからも期待していきたいと思います。
奥野選手の右サイドバック起用について
前節の川崎戦に続き先発出場を果たしました。
ただ今節は右サイドバック。
怪我人が続出している中での起用となりましたが、宮本監督の期待に大きく応えるパフォーマンスだったと思います。
ボランチの選手らしくボールポゼッションに大きく貢献している印象で、周りに気の配れているパスであったりポジショニングは取れていたと感じました。
攻撃面では他に正確なセンタリングをパトリック選手に送るなど決定的なチャンスも演出しました。
もしこれからより貢献するためには攻め上がりのタイミングなどが課題になってくるでしょうか。
守備面でも柏選手相手に自由にさせていなかったり、シュートを体を張って守るなど慣れないポジションで活躍してくれました。
流石に最後の方は疲れている印象でしたが、奥野選手の成長具合に驚かされますね。
宮本監督の最大のガンバへの貢献は経験が少ない選手でもピッチへ送り出してくれているところだと思います。
今いる選手だと福田選手、髙尾選手、山本選手、黒川選手、川﨑選手、塚元選手など若手を得意なポジションでないこともありますが、成長させてくれていると思います。
みんな頼れる選手に成長してくれて、チームとしてすごく嬉しいことだと思います。
今はチームとしては結果を残せていませんが、サポーターとしては信じるしかないと思います。
みなさん色々と思うことはあると思いますが、私たちは上昇気流に乗れるように信じていこうと思います。
ウェリントン シウバ選手デビューについて
ついにウェリントン シウバ選手がデビューを果たしました。
右サイドハーフでの途中出場で短い時間だったので、目立った活躍はなりませんでしたが、デビューできたのはよかったです。
印象としてはブラジル人らしいリズムとスピードを持っている雰囲気でしたね。
これまでガンバにはいないタイプの選手だと思うので起爆剤になれると新たな形を生み出せると思うので期待しかありません。
次はどのような形で起用されるかわかりませんが、チームのことを知り連携を深めてもらいたいですね。
Next Match に向けて
今節で10試合を終えましたが獲得した勝ち点は7で得点は3。
ガンバらしくなく、大変苦しいスタートとなっています。
過密日程で試合を消化するごとに他のチームにだいぶ試合数が追いついてきています。
それでも降格圏にいるのはすごく苦しいですが、選手や監督をはじめチームを信じていくしかないと思うので、苦しいですがこれからも私たちは応援していきたいと思います。
次節はホーム3連戦の最後で浦和レッズ戦です。
2016年以来パナソニックスタジアムで勝てていない相手ですが、そんなことは言ってられない状況なので次こそ勝ち点3を積み上げたいですね。