【J1 第4節】札幌 VS G大阪 @札幌厚別
前節の大分戦では劇的な逆転勝利をおさめたガンバ。
今節では順位が上の相手である札幌との試合になります。
昨シーズンはダブルを達成している相手になりますが、パスを繋いで来る相手だけに苦戦間違いないでしょう。
久しぶりのアウェイ戦になりますが、勝ち点3を持ち帰り、更なる浮上をしたいところです!
・前節の逆転勝利の勢いを維持できるか![spbr]
・パスを繋いでくる相手に対して、上手く対抗できるか![spbr]
・連勝して、さらに浮上できるか!
試合データ
Jリーグ ディビジョン1 第4節 | ||
札幌厚別公園競技場 | ||
札幌 | VS | G大阪 |
0 | 2 | |
スコアラー | ||
29分 | 矢島 慎也 | |
53分 | レアンドロ ペレイラ | |
スタッツ | ||
58% | 支配率 | 42% |
16(5) | シュート | 7(6) |
12 | FK | 14 |
10 | CK | 2 |
0 | PK | 0 |
札幌 | G大阪 | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 1 | 菅野 孝憲 | GK | 1 | 東口 順昭 |
DF | 2 | 田中 駿汰 | DF | 3 | 昌子 源 |
5 | 福森 晃斗 | 5 | 三浦 弦太 | ||
14 | 駒井 善成 | 19 | キム ヨングォン | ||
MF | 6 | 高嶺 朋樹 | MF | 6 | チュ セジョン |
7 | ルーカス フェルナンデス | 8 | 小野瀬 康介 | ||
9 | 金子 拓郎 | 10 | 倉田 秋 | ||
18 | チャナティップ | 21 | 矢島 慎也 | ||
27 | 荒野 拓馬 | 27 | 髙尾 瑠 | ||
35 | 小柏 剛 | 28 | ウェリントン シウバ | ||
FW | 48 | ジェイ | FW | 9 | レアンドロ ペレイラ |
リザーブ | |||||
GK | 34 | 中野 小次郎 | GK | 31 | 加藤 大智 |
DF | 3 | 柳 貴博 | DF |
13 | 菅沼 駿哉 |
20 | キム ミンテ | 24 | 黒川 圭介 | ||
MF | 8 | 深井 一希 | MF | 17 | 奥野 耕平 |
28 | 青木 亮太 | FW | 18 | パトリック | |
FW | 4 | 菅 大輝 | 20 | 一美 和成 | |
33 | ドウグラス オリヴェイラ | 39 | 宇佐美 貴史 | ||
選手交代 | |||||
45分 | L フェルナンデス⇔菅 | 35分 | 髙尾⇔黒川 | ||
60分 | 福森⇔深井 | 70分 | セジョン⇔奥野 | ||
64分 | 荒野⇔柳 | 70分 | ウェリントン⇔宇佐美 | ||
64分 | ジェイ⇔青木 | 75分 | ペレイラ⇔パトリック | ||
85分 | 小柏⇔D オリヴェイラ | 75分 | 矢島⇔一美 | ||
警告 | |||||
32分 | チャナティップ | ||||
48分 | ルーカス フェルナンデス | ||||
85分 | 深井 一希 | ||||
退場 | |||||
監督 |
|||||
ペトロヴィッチ | 松波 正信 |
試合情報 | |
試合会場 | 札幌厚別公園競技場 |
入場者数 | 3845人 |
天候/気温/湿度 | 晴/25.1℃/65% |
主審 | 池内 明彦 |
副審 | 聳城 巧、森川 浩次 |
第4審判 | 御厨 貴文 |
VAR | 福島 孝一郎 |
AVAR | 三上 正一郎 |
マッチレビュー
試合の流れ
今節も前節に続きミラーゲームとなりました。
前節ベンチスタートだった宇佐美選手は、この試合もベンチからのスタート。
小野瀬選手も前節に続き左ウイングバックで先発。右にはACL以来の先発となった髙尾選手が入りました。
試合は序盤、札幌ペースで試合が進みます。
ボールをしっかりと握った札幌相手にガンバは、ボールをキープ出来ないでいると、ジェイ選手を中心に立て続けにシュートを喰らってしまいます。
なんとか東口選手のセーブやDFラインの踏ん張りで失点せずに喰らい付くと、22分にチャンスを迎えます。
自陣でボールを奪ったウェリントン シウバ選手がそのまま持ち上がり、レアンドロ ペレイラ選手の動きを囮にしながら、カットインしてそのままシュート。
枠には入れましたが、菅野選手のファインセーブに遭い、ゴールなりませんでした。
しかし、このプレーを機にガンバ側に流れが傾き始めます!
ガンバにとって待望の先制点が生まれます。
29分、小野瀬選手からボールを受け取ったウェリントン シウバ選手が強引に左サイドを突破すると、左足でグラウンダーのクロスを送ります。
そのボールを中で待っていた矢島選手がダイレクトでゴールに突き刺し、今季初ゴールをマークします!
この試合がJ1出場100試合目だった矢島選手は、大きな仕事をしてくれました。
1点を先制した後は札幌の攻撃が単調になり、ガンバもボールを持てる時間も徐々に増えていきました。
そんな流れで迎えた35分にアクシデントが発生してしまいます。
チャナティップ選手のタックルを喰らった髙尾選手は続行不可能になり、交代を余儀なくされてしまいます。
今節はこのシーンをはじめ、激しいタックルが多くなり、荒れ気味の試合となってしまいました。
髙尾選手が交代となり、黒川選手がINすると、左ウイングバックに入り、小野瀬選手が右に回りました。
前半決定機は少ないまま終わり、後半に入ると、51分にはチャナティップ選手からのボールを受け取った小柏選手のミドルシュートを放ちますが、東口選手は落ち着いて処理してスタートします。
安定した守備を見せつけると、攻撃陣が奮起します。
ボールを奪ったガンバは倉田選手から黒川選手に展開すると、絶妙なセンタリングを送ると、レアンドロ ペレイラ選手がヘディングシュート。
1回は防がれてしまいますが、こぼれ球を自ら押し込み、追加点をマークしました。
これでレアンドロ ペレイラ選手は2試合連続ゴールとなりました!
チームとしても2試合連続複数得点となりました!
2点リードを奪ったガンバは攻撃陣の交代をしつつ、徐々に守りの意識を高めていきながら、時間を使っていきます。
金子選手のミドルシュートなどを浴びるシーンもありましたが、東口選手のセーブや昌子選手のクリアなどで防ぎ抜き、クリーンシートも達成。
ガンバは札幌を敵地で倒し、13位に浮上しました。
試合運びについて
この試合の序盤は札幌に一方的にボールを握られる展開でした。
その中でも隙を見つけて、攻撃に活路を見出そうとするも、札幌にことごとくセカンドボールを拾われて、シュートまで持っていかれる流れでした。
それでも東口選手やDFラインの選手を中心に「ゼロ」で守り抜き、耐え抜けたのが非常に大きかったと思います。
オフェンス陣も攻撃したくても上手くいかずに、守備をさせられ、フラストレーションを溜めていたと思いますが、よく踏ん張ってくれたと思います。
結果論にはなりますが、ここで点を取られなかったことが、とても大きかったと思います。
札幌にとっては攻めているのに得点を挙げられず、逆に失点して、焦ったと思います。
ガンバにとっては理想的な時間に点を取れて、とてもいい試合運びができました。
本来は自分たちでボールを握って、試合を支配できるのが最も良いのかもしれませんが、相手のペースになっても焦らず、耐えて、チャンスをモノにできたのは次にも繋がるのではないでしょうか。
髙尾選手の怪我について
35分チャナティップ選手のタックルを喰らい、途中交代となっていましました。
今シーズン離脱する時間も多く、前節やっと帰ってこれた中での離脱…。
本人が1番辛いのはもちろんなのですが、チームとしても層が薄いポジションかつ復帰後効果的なパフォーマンスを見せてくれていただけに、かなり痛手となってしまいました。
どれだけ離脱となってしまうか分かりませんが、大事にならないことを祈っています。
得点シーンについて
- 矢島選手先制ゴール!!
-
J1出場100試合目のメモリアルゲームとなった矢島選手は自ら祝う先制ゴールをマークしてくれました!
ウェリントン シウバ選手の左サイドの突破が相手を混乱させたのはもちろんなのですが、シャドーの位置からゴール前に侵入して、最高のポジションにいた矢島選手の好プレーでした。
シュートも簡単に見えて、横から来る速いパスはバウンドをしながら足元に入ったので、よく合わせてくれたと思います。
ウェリントン シウバ選手と矢島選手の良さが詰まっていますね! - レアンドロ ペレイラ選手追加点!!
-
前半を1-0でリードして折り返した中、後半の開始して間もない時間でのゴールとなりました。
追加点を挙げられば、試合展開が楽になるところで仕事をしてくれました。
ゴールシーンは黒川選手の巧みなクロスは、今シーズンなかなか合わせられることが出来なかった中で、やっと得点に結びついた点も今後につながると思います。
レアンドロ ペレイラ選手も1回は防がれたものの、落ち着いて押し込んでくれました。
ガンバに来て2試合連発は初めてなので、次も期待しましょう!
Next Match に向けて
敵地で連勝をしたガンバの次なる相手は仙台です。
次節もアウェー戦となりますが、勝てれば12位のセレッソ大阪と勝ち点で並ぶことが出来るので、負けられない試合となります。
仙台は今シーズン18位に沈んでいますが、ガンバも再度降格圏に引きずり込まれないようにするためにも、突き放したい試合となります。
ここで勝てば今シーズン初めての3連勝となるので、絶対勝ちましょう!
これまでのマッチレビュー