【J1 第28節】G大阪 VS 仙台 @パナスタ
リーグ戦においては横浜FCとセレッソ大阪に敗れ連敗を喫したうえに、ルヴァン杯でもセレッソに敗れ敗退となってしまったガンバ。
ここ最近嫌な流れが続いております…
今節の相手は試合開始前の時点で19位に沈む仙台になります。
これからの先のことを考えると下位相手にこれ以上敗れることは許されません。
久しぶりに1週間以上も試合の間隔が空いたので、この試合に上手く調整できているかが注目になります。
日本代表に呼ばれた昌子選手、韓国代表に呼ばれたヨングォン選手、セジョン選手のコンディションは気になりますが、絶対にホームで勝ち点3を手に入れたいです。
・嫌な流れが続いているガンバはここで断ち切れるか![spbr]
・過密日程を終えたガンバ戦士のコンディションはどうか![spbr]
・フル代表に招集された選手のコンディションはどうか!
試合データ
Jリーグ ディビジョン1 第28節 | ||
パナソニック スタジアム 吹田 | ||
G大阪 | VS | 仙台 |
2 | 3 | |
スコアラー | ||
37分 | 富樫 敬真 | |
矢島 慎也 | 39分 | |
42分 | 富樫 敬真 | |
パトリック | 60分 | |
79分 | 西村 拓真 | |
スタッツ | ||
56% | 支配率 | 44% |
21(6) | シュート | 13(6) |
10 | FK | 7 |
5 | CK | 2 |
1 | PK | 0 |
G大阪 | 仙台 | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 1 | 東口 順昭 | GK | 27 | ヤクブ スウォビィク |
DF |
3 | 昌子 源 | DF | 4 | 蜂須賀 孝治 |
19 | キム ヨングォン | 5 | アピアタウィア 久 | ||
27 | 髙尾 瑠 | 14 | 石原 崇兆 | ||
MF |
4 | 藤春 廣輝 | 16 | 吉野 恭平 | |
8 | 小野瀬 康介 | MF |
6 | 上原 力也 | |
10 | 倉田 秋 | 7 | 関口 訓充 | ||
11 | 小野 裕二 | 17 | 富田 晋伍 | ||
15 | 井手口 陽介 | 26 | 加藤 千尋 | ||
39 | 宇佐美 貴史 | FW | 11 | 赤崎 秀平 | |
FW | 18 | パトリック | 42 | 富樫 敬真 | |
リザーブ | |||||
GK | 25 | 石川 慧 | GK | 22 | ストイシッチ |
DF | 26 | 柳澤 亘 | DF |
3 | 福森 直也 |
MF | 6 | チュ セジョン | 25 | 真瀬 拓海 | |
21 | 矢島 慎也 | MF | 8 | 松下 佳貴 | |
28 | ウェリントン シウバ | 18 | 中原 彰吾 | ||
29 | 山本 悠樹 | FW | 15 | 西村 拓真 | |
FW | 32 | チアゴ アウベス | 33 | フェリペ カルドーゾ | |
選手交代 | |||||
16分 | 小野⇔矢島 | 66分 | 関口⇔中原 | ||
63分 | 高尾⇔柳澤 | 66分 | 富樫⇔カルドーゾ | ||
78分 | 倉田⇔山本 | 66分 | 赤崎⇔西村 | ||
78分 | 藤春⇔ウェリントン | 82分 | 蜂須賀⇔真瀬 | ||
90分 | 加藤⇔福森 | ||||
警告 | |||||
59分 | ヤクブ スウォビィク | ||||
退場 | |||||
監督 |
|||||
松波 正信 | 手倉森 誠 |
試合情報 | |
試合会場 | パナソニック スタジアム 吹田 |
入場者数 | 4777人 |
天候/気温/湿度 | 曇/24.6℃/89% |
主審 | 笠原 寛貴 |
副審 | 西橋 勲、数原 武志 |
第4審判 | 田中 玲匡 |
VAR | 村上 伸次 |
AVAR | 先立 圭吾 |
マッチレビュー
試合の流れ
連敗で迎えたガンバと11試合勝ちのない仙台という調子は決していいとは言えない両チームの対決となりました。
降格圏の争いをする上で非常に大きな影響を及ぼす一戦となるこの試合でガンバはルヴァン杯で三浦選手が負傷交代したため欠場となっています。
それでも3バックを採用し、久しぶりに髙尾選手を右のCBで先発となりました。
代表帰りのヨングォン選手、昌子選手も先発に入り、3バックを形成します。
シャドーの位置には宇佐美選手と小野選手が入り、得点を狙います。
開始早々にはガンバがゴールを狙います。
2分、井手口選手がボールを狩り取ると小野選手からパトリック選手へスルーパス。
受け取ったパトリック選手からのクロスに反応した宇佐美選手が飛び込みますが、シュートは枠には飛ばせませんでした。
9分には倉田選手の浮き球のパスからパトリック選手、宇佐美選手、小野選手と繋ぐとパトリック選手が潰れたところで溢れたボールに対して小野選手が自らゴールを狙いますが、ここも枠に飛ばすことが出来ませんでした。
さらに10分にはパトリック選手のスルーパスに抜け出した小野選手がシュートを打ちますが、またしても枠に飛ばずことが出来ませんでした。
再三ゴールを狙い、相手DFを苦しめていた小野選手ですが、14分にアクシデント!
足を伸ばしたまま座り込んでしまい、矢島選手との交代を余儀なくされてしまいます。
非常にいい動きをしていただけに悔やまれる交代となってしまいました。
34分には交代して入った矢島選手が宇佐美選手のパスを受け取り、狙いすましたシュートを放ちますが、スウォビィク選手のビックセーブで阻まれてしまいます。
ガンバペースの時間帯に得点できないでいると、37分に仙台に先制点を許してしまいます。
右サイドでボールを受け取った蜂須賀選手が絶妙なクロスを上げると、中で富樫選手にドンピシャで合わせられてしまい、ゴールネットを揺らされてしまいます。
しかし、ガンバも黙ってはいません。
39分、宇佐美選手とのワンツーで左サイドを抜け出した藤春選手がクロスを上げると、DFに当たりはしたが、中で矢島選手が頭で合わせ、すぐさま同点に追いつきます。
しかし、42分にまたしても上原選手のFKから富樫選手に頭で合わせられ、失点。
リードを許す展開で前半を終えます。
後半に入ると58分に小野瀬選手の縦パスをワンタッチで宇佐美選手が叩くと、飛び出していた井手口選手に渡ります。
井手口選手はそのまま浮き球のパスを矢島選手に送ると、ラストパスのボールが相手DFの手に当たり、PKを獲得します。
60分、パトリック選手が落ち着いてゴールに蹴り込み、同点に追いつきます。
69分には中原選手のクロスが藤春選手の手に当たりハンドによるPKなのではないかというヒヤッとするシーンがありましたが、ここはその前のプレーがオフサイドで、難を逃れます。
救われたガンバは逆転したいところでしたが、VARの判定に時間がかかったこともあってか、若干集中を切らしている雰囲気が垣間見えてしまいます。
すると79分右サイドでボールをカットされると、そのままカウンターを許してしまい、西村選手の巧みなシュートを放たれ、勝ち越しゴールを許してしまいます。
アディショナルタイムは7分ありましたが、追いつくことはできず、このまま終戦。
ガンバは痛すぎるリーグ戦3連敗を喫しました。
怪我人の状況について
今節の試合では小野選手が前半に負傷交代し、髙尾選手、藤春選手の状態も心配されます。
なかなか怪我明けの選手や過密日程での疲労などもあり、安定して出場できない選手も多くいます。
ウェリントン シウバ選手は帰ってきてくれましたが、貴重な戦力なので慎重に起用してもらって、ここぞの時に大仕事をしてもらいたいですね。
またこのような状況でも東口選手、倉田選手、宇佐美選手、昌子選手らは大きな怪我なく出続けているのは本当にすごいと思いますし、それも才能だなと思います。
これからも怪我なくシーズンを戦い切ってもらいたいですね!
今節の同点ゴール!!
- 矢島選手の珍しいヘディングでのゴール!!
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小野選手が序盤に交代を強いられ、矢島選手は準備もしっかり出来ていない状況での出番となり、最初の方は試合に入り切れていない様子でした。
しかし徐々に試合のテンポに慣れていくと、34分には惜しいシュートを放ち、存在感を出し始めてくれました。
そんな中、39分の得点シーンは先制を許した直後のとてもいい時間にゴール前に入りこみ、頭で合わせてのゴール。
簡単そうに見えますが、相手も先制して集中力が少し落ちてきた隙を見事に突き、得点を決めてくれました。
あまりストライカーらしいプレーは多かったわけではないのでプレーの幅を広げていければ矢島選手ももう一皮剥けるのではないでしょうか。 - パトリック選手、落ち着いてPKでの同点ゴール!!
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矢島選手が獲得したPKで、本人も蹴りたがったいたましたが、ストライカーらしくボールを握ったまま離さずキッカーを務めたパトリック選手。
色々な意見がある様ですが、個人的にはキッカーを担当したいと思う選手がいるのはポジティブなことなのかなと思います。
得点しやすいチャンスとはいえ、非常にプレッシャーのかかる時間帯でのPKを蹴る事を志願する選手がいることはいいことだと思います。
そんな展開の中、パトリック選手は責任を持って、きっちり役割を果たしてくれました。
PKの成功率非常に高いですよね!
Next Match に向けて
残念ながら3連敗となってしまいましたが、今できることは嫌な流れを断ち切ることです。
次節は難敵鹿島とのアウェー戦になっていますが、意地でも最低勝ち点1持って帰ることが大事なのかなと思います。
失点も多くなって来ていることはすごく気がかりですが、1週間の間に修正を図って欲しいし、期待を持てるような試合を見せて欲しいなと思います。
これまでのマッチレビューはこちら!