【J1 第30節】G大阪 VS 柏 @パナスタ
ガンバはリーグ戦4連敗中ではあるが、天皇杯では湘南相手に4-1で快勝し、公式戦においての連敗はストップ。
天皇杯準決勝進出の勢いをリーグ戦にも活かせるか注目です。
天皇杯ではCBに欠場者がいるためか、松波監督は4バックを採用していましたが、今節ではどのようなシステムで臨むのか、手腕が試されます。
対する柏は3連勝で迎えた前節の広島戦は0-3での敗戦。
得点を奪えず敗戦となってはいます。
ガンバもここ数試合複数失点が続いているだけに、広島に続きクリーンシートを達成できるかもキーになってきます。
選手たちも6ポイントゲームとこの試合を重要視しているだけに絶対に負けられません!
・天皇杯勝利の勢いでリーグ戦の連敗を4ストップできるか![spbr]
・複数失点の続いているガンバはクリーンシート達成できるか![spbr]
・選手たちも6ポイントゲームと考える重要な試合を物にできるか!
試合データ
Jリーグ ディビジョン1 第30節 | ||
パナソニック スタジアム 吹田 | ||
G大阪 | VS | 柏 |
2 | 1 | |
スコアラー | ||
宇佐美 貴史 | 3分 | |
菅沼 駿哉 | 26分 | |
86分 | 神谷 優太 | |
スタッツ | ||
42% | 支配率 | 58% |
7(5) | シュート | 23(4) |
12 | FK | 9 |
3 | CK | 9 |
0 | PK | 0 |
G大阪 | 柏 | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 1 | 東口 順昭 | GK | 17 | キム スンギュ |
DF |
4 | 藤春 廣輝 | DF | 4 | 古賀 太陽 |
13 | 菅沼 駿哉 | 5 | エメルソン サントス | ||
19 | キム ヨングォン | 25 | 大南 拓磨 | ||
26 | 柳澤 亘 | MF |
9 | クリスティアーノ | |
MF |
6 | チュ セジョン | 11 | マテウス サヴィオ | |
10 | 倉田 秋 | 13 | 北爪 健吾 | ||
17 | 奥野 耕平 | 20 | 三丸 拡 | ||
28 | ウェリントン シウバ | 26 | 椎橋 慧也 | ||
39 | 宇佐美 貴史 | FW | 18 | 瀬川 祐輔 | |
FW | 18 | パトリック | 35 | 細谷 真大 | |
リザーブ | |||||
GK | 25 | 石川 慧 | GK | 21 | 佐々木 雅士 |
DF |
16 | 佐藤 瑶大 | DF |
15 | 染谷 悠太 |
24 | 黒川 圭介 | 24 | 川口 尚紀 | ||
27 | 髙尾 瑠 | MF | 27 | 三原 雅俊 | |
MF | 15 | 井手口 陽介 | 28 | 戸嶋 祥郎 | |
21 | 矢島 慎也 | 39 | 神谷 優太 | ||
FW | 30 | 塚元 大 | FW | 19 | 武藤 雄樹 |
選手交代 | |||||
25分 | 倉田⇔矢島 | 45分 | 北爪⇔武藤 | ||
76分 | セジョン⇔井手口 | 64分 | 細谷⇔神谷 | ||
76分 | 柳澤⇔髙尾 | 64分 | 瀬川⇔戸嶋 | ||
80分 | ウェリントン⇔塚元 | 82分 | サヴィオ⇔三原 | ||
警告 | |||||
退場 | |||||
監督 |
|||||
松波 正信 | ネルシーニョ |
試合情報 | |
試合会場 | パナソニック スタジアム 吹田 |
入場者数 | 4886人 |
天候/気温/湿度 | 曇/21.1℃/38% |
主審 | 福島 孝一郎 |
副審 | 田尻 智計、田中 利幸 |
第4審判 | 中井 敏博 |
VAR | 上村 篤史 |
AVAR | 村上 孝治、村上 孝治 |
マッチレビュー
試合の流れ
今シーズンの行方を左右すると言っても過言ではない今節の試合でもガンバは天皇杯で採用した4-2-3-1を継続。
パトリック選手を頂点にして、宇佐美選手をトップ下に配置し、左右をウェリントン シウバ選手と倉田選手で攻撃陣を形成しました。
ダブルボランチはセジョン選手と奥野選手が組み、真ん中の強度を強めながら試合をコントロールしていきます。
DFラインにはヨングォン選手と菅沼選手が真ん中を固め、左右は藤春選手と柳澤選手が入りました。
天皇杯からは4人を変えましたが、軸となる部分は継続し、いい流れをリーグ戦にぶつける采配を松波監督は決断しました。
試合は開始早々にエースが動かします。
左サイドで倉田選手が得たFKを宇佐美選手が鋭い弾道のキックを放つと柏GKキム選手に触れられるも、ゴールに吸い込まれ、待望の先制点を手にします。
第24節の清水戦以来の欲しかった先制点を手にしたガンバは流れを掴むと思われましたが、柏の厚い攻撃を受け、劣勢になってしまいます。
さらに、開始早々の接触や先制点の起因となったプレーで負傷した倉田選手が25分で矢島選手との交代を余儀なくされてしまいます。
ガンバにとって嫌な時間が続きますが、またしても宇佐美選手のFKから追加点を得て、柏の流れを断ち切ります!
引水タイム直後の26分、今度は右サイドで宇佐美選手が絶妙なボールをゴール前に入れると、菅沼選手が頭でドンピシャで合わせ、ゴールネットを揺らします!
菅沼選手の最高なタイミングでのゴールで柏を突き放せました。
2-0とした後はまたしても柏のペースになっていまい、分厚い攻撃を受けますが、ゴールを決め勢いに乗る菅沼選手らが体を張って守り、ゴールを決めさず前半を折り返します。
ガンバは後半も同じメンバーで臨むのに対し、柏は武藤選手を投入し、4バックにスイッチしてきます。
後半最初のビッグチャンスは柏でした。
57分、前半から力強いプレーを披露されていた細谷選手がFKの流れから、大南選手が落としたボールに反応し、振り返りながらシュートを放たれるもポストに当たり、救われます。
64分には柏にも5本のシュートを放たれた瀬川選手が負傷し、交代するアクシデントがあるも、柏の攻勢にガンバは押され続けてしまいます。
クリスティアーノ選手のヘディングシュートやサヴィオ選手のミドルシュートは枠の外に外れ、難を逃れますが、劣勢のガンバは髙尾選手、井手口選手、塚元選手とフレッシュな選手を投入し、逃げ切りを図ります。
しかし、86分にはついに高速なカウンターで最後はクリスティアーノ選手からのクロスを途中出場の神谷選手に押し込まれ、1点差とされてしまいます。
嫌な時間に1点返されてしまい、ガンバにとってはさらに嫌な雰囲気にはなるが、その後は集中して守り切り、逃げ切りに成功し、ホームでは7月以来の勝利をあげました。
この勝利により柏との順位が入れ替わり、13位に上がりました。
6ポイントゲームを見事に制する!
試合前から6ポイントゲームと重要視されていた今節の試合は物に出来ました。
ウェリントン シウバ選手は左サイドで利いていましたし、ダブルボランチのバランスもGOODでした!
ここ最近の試合ではなかったバランスの良い連携が取れていたと思います。
先制して試合を楽に出来たのが非常に大きく、セットプレーから得点できたのは今後の戦い方にもプラスになるのではないでしょうか。
ひとつひとつ勝って早めに残留を確定することが今、最も重要なことです。
後半は防戦一方になってしまったので、改善点はあると思いますが、ポジティブに捉えて、次に活かして欲しいと思います。
ホームでの試合は8月9日の第3節の大分戦以来の勝利で、かなり時間がかかってしまいましたが、パナスタでの勝利は何よりも盛り上がります。
皆んなが喜べる結果を続けていけるといいなと思います。
攻撃陣にも守備陣にも離脱者がいますが、何とか乗り越えるために、この勝利を無駄にしないように、勢いに乗れるといいですね!
宇佐美選手のFKから2得点を演出!
今節の2ゴールは宇佐美選手のFKから産まれました!
非常に精度の高いキックを持っているものの、なかなか結果に結びつかなかっただけに非常に嬉しいですね!
- 宇佐美選手!ガンバでの初FK直接ゴール!
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宇佐美選手にとっては少し意外ですがFKの直接ゴールは初めてでした!
日本人にはなかなかいないシュート力を持っている宇佐美選手ならではのゴールではなかったでしょうか?
宇佐美選手の上手くミートしたシュートを超える技術を持った選手は贔屓目なしにいないと思っています。
それだけになかなか決まらない現状に本人は相当悔しかったでしょうが、勢いに乗れるといいなと思います。
ゴールはケチャップのようで決まりだすと、ドバドバ出ると言いますが、残りの試合で爆発に期待です! - 菅沼選手ガンバでの初ゴール!
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菅沼選手のJ1でのゴールはジュビロ磐田在籍時の2013年以来で8年ぶりのゴールでした!
前回のゴールも柏戦で実は相性がいいのかもしれません!笑
またガンバの選手としてはでは嬉しい初ゴールでした。
下部組織出身でガンバには非常に思い入れのある選手なので、本人も非常に嬉しそうでしたね!
打点の高いところからのヘディングでゴール!
非常に気持ちのこもったいいゴールでした!
なお今シーズンのガンバでDF登録の選手は初ゴールです。
もちろん守ることが最優先にはなりますが、色々な選手が得点できることはプラスです。
他の選手含めて残りの試合での得点にも期待しましょう!
珍しいことにならないといいですが、貴重だったのでゴール時のTweet画像も載せちゃいます!笑
両得点ともガンバでの"初"が絡むゴールでした!
大きな自信としてその後のプレーにも表れていましたね!
次節からにも繋げてくれることを期待しましょう!
Next Match に向けて
2試合連続で1つ順位が上のチームとの対戦になります。
今節みたいに勝てれば順位が入れ替わる状況ではないですが、近づけるチャンスです。
アウェイでの今季の戦いは効率よく得点を重ね、無失点で勝利することが出来ましたが、ホームでも再現できるか注目です。
パナスタでの勝利が少ない状況も寂しいので、連勝していきたいですね!
これまでのマッチレビューはこちら!