【J1 第26節】横浜FC VS G大阪 @ニッパツ
今節は最下位に沈んでいる横浜FCとの対戦になります。
今季横浜FCは序盤から苦戦が続いていましたが、夏の補強で新戦力を補強し、徐々に調子を取り戻している印象です。
ガンバとしては完全に降格圏を抜け出すためにも、絶対に勝ち切りたい試合になります。
相変わらず中3日の厳しい日程ですが、総力戦で勝ち点3を奪いたいところです。
・最下位と苦戦している相手から勝ち点3を勝ち取れるか![spbr]
・新戦力がフィットしつつある相手に対して、どのような闘いを魅せるのか![spbr]
・降格争いからまた一歩抜け出せるか!
試合データ
Jリーグ ディビジョン1 第26節 | ||
スタジアム | ||
横浜FC | VS | G大阪 |
3 | 1 | |
スコアラー | ||
アルトゥール シルバ | 45+5分 | |
48分 | 小野 裕二 | |
フェリペ ヴィゼウ | 80分 | |
安永 玲央 | 90+8分 | |
スタッツ | ||
52% | 支配率 | 48% |
16(7) | シュート | 8(2) |
11 | FK | 18 |
2 | CK | 1 |
0 | PK | 0 |
横浜FC | G大阪 | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 49 | スベンド ブローダーセン | GK | 1 | 東口 順昭 |
DF |
5 | ガブリエウ アウト | DF | 5 | 三浦 弦太 |
19 | 伊野波 雅彦 | 13 | 菅沼 駿哉 | ||
26 | 韓 浩康 | 16 | 佐藤 瑶大 | ||
MF |
2 | マギーニョ | MF |
6 | チュ セジョン |
6 | 瀬古 樹 | 8 | 小野瀬 康介 | ||
15 | 安永 玲央 | 11 | 小野 裕二 | ||
24 | 高木 友也 | 15 | 井手口 陽介 | ||
37 | 松尾 佑介 | 24 | 黒川 圭介 | ||
38 | アルトゥール シルバ | 39 | 宇佐美 貴史 | ||
FW | 39 | 渡邉 千真 | FW | 32 | チアゴ アウベス |
リザーブ | |||||
GK | 44 | 六反 勇治 | GK | 25 | 石川 慧 |
DF |
3 | 袴田 裕太郎 | DF |
3 | 昌子 源 |
17 | 武田 英二郎 | 4 | 藤春 廣輝 | ||
23 | 前嶋 洋太 | MF | 10 | 倉田 秋 | |
MF | 13 | 小川 慶治朗 | 17 | 奥野 耕平 | |
FW | 11 | 三浦 知良 | 21 | 矢島 慎也 | |
50 | フェリペ ヴィゼウ | FW | 9 | レアンドロ ペレイラ | |
選手交代 | |||||
60分 | ガブリエウ⇔袴田 | 分 | 福田⇔川﨑 | ||
74分 | マギーニョ⇔前嶋 | 分 | 宇佐美⇔倉田 | ||
74分 | 渡邉⇔ヴィゼウ | 分 | 小野瀬⇔一美 | ||
87分 | Aシルバ⇔小川 | 分 | 井手口⇔ウェリントン | ||
87分 | 高木⇔武田 | 分 | 山本⇔奥野 | ||
警告 | |||||
90分 | 伊野波 雅彦 | 5分 | チュ セジョン | ||
95分 | 松尾 佑介 | ||||
退場 | |||||
47分 | 佐藤 瑶大 | ||||
監督 |
|||||
早川 知伸 | 松波 正信 |
試合情報 | |
試合会場 | ニッパツ三ツ沢球技場 |
入場者数 | 3892人 |
天候/気温/湿度 | 晴/30.5℃/71% |
主審 | 今村 義朗 |
副審 | 大川 直也、桜井 大介 |
第4審判 | 佐藤 貴之 |
VAR | 高山 啓義 |
AVAR | 井上 知大 |
マッチレビュー
試合の流れ
ガンバは前節から7人メンバーを入れ替え、横浜FCに挑みました。
ワントップにはチアゴ アウベス選手が入り、シャドーには宇佐美選手と小野選手というプラチナ世代の同級生で組み、前線で攻撃を仕掛けました。
ダブルボランチには、チュ セジョン選手と井手口選手が組みました。
対する横浜FCは昨シーズンまでガンバに所属していた渡邉選手がワントップに入り、ガンバにとって嫌な点取屋が立ちはだかりました。
フォーメーションはガンバと同じく、3-2-4-1でミラーゲームとなりました。
試合は開始直後からガンバにとってヒヤッとする展開でスタートします。
1分、マギーニョ選手のパスから渡邉選手が裏に抜け出し、ラストパスを松尾選手に送ると、そのまま押し込まれゴールネットを揺らされます。
しかしこれはVARで渡邉選手が僅かにオフサイドだと判定され、ガンバは難を逃れます。
対するガンバも反撃。
徐々にボールを持つ横浜FCの攻撃をはめだすと、30分に決定機を演出します。
東口選手のロングキックを小野選手が頭でそらすと、チアゴ アウベス選手が抜け出し、ドリブルから得意の左足でシュート。
相手GKに当たりながらも強烈なシュートはゴールネットを揺らします。
しかし、このシュートもオフサイドの判定で先制とはなりませんでした。
前半はお互い決定機が少ない展開で進みましたが、前半アディショナルタイムにこの試合に大きく影響を与えるシーンが生まれてしまいます。
渡邉選手から右サイドの裏に出たボールでマギーニョ選手が抜け出すと、ペナルティエリアの少し外の位置で佐藤選手が後ろから倒してしまう形になってしまい、一発レッドで退場となってしまいます。
さらにこのプレーで得たFKで瀬古選手のボールをアルトゥール シウバ選手に頭で合わせられ、失点。
後半を10人で闘うことに加え1点ビハインドの状態でスタートすることになってしまいます。
10人になったガンバは交代せず、小野瀬選手と黒川選手をサイドバックに落とし、4バックで後半スタートしました。
非常に厳しい展開となりましたが、ガンバ戦士は下を向いていませんでした。
後半開始早々の48分、宇佐美選手の左CKから菅沼選手が競った際にボールが高く上がると、そのボールを小野選手がヘディングでゴールに押し込み、同点に追いつきます。
試合は徐々に落ち着き、横浜FCもガンバの攻撃に慣れてきた頃に昌子選手、倉田選手、矢島選手を投入し、3バックに戻します。
しかし、一人少ないガンバはなかなか攻撃の形を作れず、横浜FCのシュートが徐々に増えていきます。
すると80分、昌子選手が上がっていた中、フェリペ ヴィゼウ選手にゴール前まで侵入されると、一旦、井手口選手がクリアしますが味方に当たり、跳ね返ったボールを三浦選手がクリアミスをしてしまいます。
すると、こぼれたボールをフェリペ ヴィゼウ選手が豪快に左足でゴールネットを揺らされ、失点してしまいます。
反撃をしなければならないガンバは88分矢島選手のFKに菅沼選手が頭で合わせ、豪快にゴールネットを揺らすも、これもオフサイドの判定で追いつけません。
これでより攻撃に重きを置かなければならなくなったガンバは藤春選手を左サイドの高い位置に投入し、三浦選手も前線に上げて、クロスからの得点を狙います。
すると95分、左サイドでボールを持った倉田選手から左足で絶妙なクロスが上がると、中で構えていた三浦選手が頭で合わせますが、これは相手GKスベンド ブローダーセン選手にファインセーブされ、ここでも同点に追いつけません。
同点に追いつくために攻撃を厚くしていたガンバでしたが、98分自陣の深い所まで運ばれ安永選手にボールが渡ります。
安永選手は時間を稼ぐと見せかけ、中に切り込み、右足を振り抜くと、東口選手も届かないコースにボールが飛び、痛すぎる追加点を許してしまいます。
試合はこのまま終了し、ガンバは1-3で敗れ、横浜FCはこの勝利で大分を抜き最下位を脱出しました。
小野選手気迫の同点ゴール
昨シーズンから怪我に苦しんでいる小野選手にとって嬉しい今シーズン初ゴールをマークしました。
10人になって苦しい展開の中、セットプレーを物にするチームにとって貴重なゴールでした。
結果的に勝利には結びつきませんでしたが、後半開始早々という決める時間も完璧でしたね。
【J1 第26節 横浜FC戦】
— ガンバ大阪オフィシャル (@GAMBA_OFFICIAL) August 25, 2021
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ゴール動画🎥
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48分 #宇佐美貴史 からのCKを #菅沼駿哉 が競ると、高く上がったボールに #小野裕二 が反応し頭で合せゴール左隅へ流し込む⚽#TOGETHERasONE #ガンバ大阪 #GAMBAOSAKA pic.twitter.com/oJrLI2350i
静かすぎて大阪らしからぬと言われるガンバ大阪ですが、その中でも熱く、厳しく発言できる貴重な選手です。
これから浮上していくには不可欠な選手なので、このゴールで勢いに乗って欲しいですね。
なかなか怪我明けということもあるのでしょうが、プレー時間は少しずつ伸ばしている状況だと思います。
まだまだプレーしている姿を見る限り、好プレーを披露してくれる熱い漢 小野 裕二選手のプレーをもっと見たいですね!
非常に痛い敗戦
過密日程の中、大きくメンバーを入れ替えた中での一戦になりましたが、中々流れに乗れない展開で、前半終了間際に退場者を出し、失点するという苦しい試合でした。
それでも後半頭に追いつくという意地は見せてくれましたが、チームとして勢いに乗るには至らず、失点を重ね、敗れるという悔しい結果でした。
残留争いから完全に抜け出す意味でもガンバより順位が下のチームに敗戦は許されない状況で、徳島に続いて、今節も横浜FCに勝ち点3を与えてしまいました。
過密日程の中、選手もコンディションが落ちているのは理解できるので、苦しいですが、アウェーとはいえ、せめて勝ち点1でも持って帰りたい試合でしたね。
終わったことを言ってもしょうがないので、この敗戦を引きづらないこと、活かすことが、これから大事になってくると思います。
Next Match に向けて
次節は同じ大阪のチームのセレッソ大阪とのホームゲームになります。
お互い同じ勝ち点で迎える試合で、勝った方が順位が上になるというわかりやすい試合になります。
ダービーという意味でも絶対に負けることは許されませんが、これからのリーグ戦のことを考えても非常に重要な試合です。
リーグ戦の後にルヴァン杯でもセレッソとの試合が組まれているため3連戦となりますが、その1戦目のホームゲームを絶対に勝ち切りたいですね。
勢いに乗り、嫌な流れを断ち切るためにも勝利がとても大きい意味を示すことは間違いありません!
これまでのマッチレビュー