【J1 第27節】G大阪 VS C大阪 @パナスタ
今節はシーズンの中で最も勝たなくてはならない相手、セレッソ大阪との大阪ダービーです。
さらに今シーズンは両チームとも低調で下位に沈み、13位と12位になっており、勝ち点も30で並んでいる状況での激突となりました。
セレッソはクルピ監督との契約解除を発表し、この試合からコーチを務めていた小菊氏が指揮を執ります。
この試合を制したチームは残りのシーズンを楽にすると言っても過言ではない試合なので、勝利を何としてでも奪いたいです。
またルヴァンカップでも対戦が決まっているため、セレッソと3連戦となるので、その意味でも弾みをつけたいところです。
試合データ
Jリーグ ディビジョン1 第27節 | ||
パナソニック スタジアム 吹田 | ||
G大阪 | VS | C大阪 |
0 | 1 | |
スコアラー | ||
51分 | 松田 陸 | |
スタッツ | ||
45% | 支配率 | 55% |
11(4) | シュート | 17(4) |
12 | FK | 13 |
5 | CK | 2 |
0 | PK | 0 |
G大阪 | C大阪 | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 1 | 東口 順昭 | GK | 21 | キム ジンヒョン |
DF |
3 | 昌子 源 | DF | 2 | 松田 陸 |
4 | 藤春 廣輝 | 14 | 丸橋 祐介 | ||
19 | キム ヨングォン | 15 | 瀬古 歩夢 | ||
26 | 柳澤 亘 | 33 | 西尾 隆矢 | ||
MF |
10 | 倉田 秋 | MF |
4 | 原川 力 |
17 | 奥野 耕平 | 5 | 藤田 直之 | ||
21 | 矢島 慎也 | 10 | 清武 弘嗣 | ||
29 | 山本 悠樹 | 17 | 坂元 達裕 | ||
FW | 9 | レアンドロ ペレイラ | FW | 9 | アダム タガート |
32 | チアゴ アウベス | 29 | 加藤 陸次樹 | ||
リザーブ | |||||
GK | 25 | 石川 慧 | GK | 50 | 松井 謙弥 |
DF | 5 | 三浦 弦太 | DF |
24 | 鳥海 晃司 |
MF |
8 | 小野瀬 康介 | MF | 18 | 西川 潤 |
15 | 井手口 陽介 | 30 | 喜田 陽 | ||
FW | 18 | パトリック | FW | 13 | 高木 俊幸 |
37 | 山見 大登 | 20 | 大久保 嘉人 | ||
39 | 宇佐美 貴史 | 34 | 山田 寛人 | ||
選手交代 | |||||
60分 | チアゴ⇔山見 | 17分 | 清武⇔山田 | ||
72分 | 奥野⇔井手口 | 65分 | タガート⇔西川 | ||
72分 | 矢島⇔宇佐美 | 84分 | 山田⇔高木 | ||
72分 | ペレイラ⇔パトリック | 84分 | 藤田⇔喜田 | ||
81分 | 山本⇔小野瀬 | 84分 | 加藤⇔大久保 | ||
警告 | |||||
退場 | |||||
監督 |
|||||
松波 正信 | 小菊 昭雄 |
試合情報 | |
試合会場 | パナソニック スタジアム 吹田 |
入場者数 | 4976人 |
天候/気温/湿度 | 曇/30.5℃/80% |
主審 | 家本 政明 |
副審 | 田尻 智計、浜本 祐介 |
第4審判 | 中野 卓 |
VAR | 谷本 涼 |
AVAR | 唐紙 学志 |
マッチレビュー
試合の流れ
前節から先発メンバーを9人入れ替え、システムは4-4-2でセレッソに挑んだ大阪ダービー。
レアンドロ ペレイら選手とチアゴ アウベス選手がツートップを組み、2列目のサイドには倉田選手と矢島選手が入りました。
またベンチにはパトリック選手が帰ってきました。
試合は序盤から主導権の奪い合いで、お互い決定的なシーンは生まれていない中、アクシデントが発生します。
17分、セレッソの10番キャプテンの清武選手がチアゴ アウベス選手と球際で接触した際に負傷し、交代を余儀なくされてしまいます。
セレッソにとっては攻撃の中心選手を序盤で欠く格好となりました。
最初のビッグチャンスは24分、昌子選手のパスを加藤選手にカットされると、アダム タガート選手へスルーパスを通され、そのままシュートを打たれます。
ポストに当たり、失点は免れますが、ヒヤッとさせられます。
対するガンバは28分、チアゴ アウベス選手が自身で得たFKを得意の左足で鋭いシュートを放ちますが、僅かに枠を超えてしまいます。
前半アディショナルタイムにアダム タガート選手がエリア内でパスを受けると体勢を崩しながらもシュートに持ち込むシーンはありましたが、お互いゴールを奪うには至らず、スコアレスで前半を折り返します。
後半に入ると立ち上がりの51分に先制点がセレッソに生まれてしまいます。
左サイドのスローインの流れから丸橋選手が中に侵入してくると、ペナルティアークの外で絞って待っていた右SBの松田選手へパスを送ります。
受け取った松田選手にワントラップから右足を振り抜かれ、反応した東口選手は触りましたが、ポストに当たってゴールラインを割り、失点してしまいます。
失点後もなかなか攻撃の息が合わず、テンポが上がらないガンバは60分に山見選手、72分には井手口選手、宇佐美選手、パトリック選手を投入し、流れを引き寄せようとします。
すると、徐々に裏へ抜け出す選手にボールが渡り始めると、78分には左サイドを藤春選手が抜け出し、クロスを上げると、クリアされたボールを倉田選手がコントロールしてシュートを放つなどのシーンが作れるようになってきます。
続いて80分には左サイドで山見選手が粘って繋げると、倉田選手、井手口選手、山本選手、宇佐美選手と繋ぎ、右へ展開すると、ドリブルからシュートを放つも相手GKにセーブされてしまいます。
セレッソの無理をしないパス回しで、チャンスを窺って来る戦いに対して最後の所を崩せないガンバは、さらに小野瀬選手を投入して最後のカードを切ります。
するとテンポのいいパス回しから宇佐美選手がボールを持つと、柔らかいクロスに抜け出した小野瀬選手がダイレクトで折り返し、中でパトリック選手が触ればゴールというシーンを演出しますが、あと一歩合わず得点できません。
終了間際にはゴール前でのFKのチャンスなども得ましたが、最後までゴールネットを揺らすことはできず、このままタイムアップ。
勝ち点並んで迎えた大阪ダービーは黒星となりました。
悔しいダービー敗戦
勝ち点が並んだ状態で迎えるという、とても珍しい状況で迎えた大阪ダービー。
両チームとも調子の悪い中迎えるのも珍しいと個人的には感じます。
前節横浜FCに敗れて、降格争いを抜け出せずにいるガンバにとって因縁のライバルであるセレッソを倒すことによって、悪い流れを断ち切りたい試合でした。
非常に意味の大きい試合でしたが、結果はついてこず、2連敗。
得点も決めることができずに、ホームで敗れてしまいました。
残念ながらこういう大事な試合を物に出来ないのが今のガンバ大阪というチームです。
すごく辛いですが、切り替えるのも必要ですが、弱さを認めることも必要かと思います。
今シーズンの残りの試合も簡単ではありません。
最後まで集中して、戦いきる気持ちが大事になってくる気がしています。
いい結果になることを信じましょう!
過密日程の終焉
ガンバ大阪を苦しめてきた過密日程の15連戦がついに終わりに近づいています。
残りはルヴァン杯のセレッソ戦2試合です。
今節の試合では残念な結果になってしまいましたが、闘える選手で残り2試合全力をぶつけてリベンジを果たす必要があります。
リーグ戦での優勝の可能性はないので、今シーズンのタイトルを取るという意味ではルヴァン杯と天皇杯で勝ち残るしかありません。
無冠が続いていてガンバにとっては辛いシーズンが続いていますので、まずセレッソにリベンジを果たすことに全力をぶつけてほしいと思います。
過密日程の話題に戻すと、セレッソとの戦いを終えたら、中2日や3日での試合日程から解放され、基本週1回の試合になります。
これまでは試合が次々に来るため練習やリカバリーどころではなかったと思いますが、他のチームと同じようなスケジュールを組めるはずです。
試合中も足が動いていないシーンが垣間見えパスが合わないシーンがあったと思うので、しっかりとリカバリーし、練習で連携を深めて試合に臨めるようになればいいなと思います。
Next Match に向けて
セレッソとのルヴァン杯でのホームとアウェイの戦いのあとは9月12日のホームで仙台戦になります。
1週間程度の調整の時間が空くので、特に選手はやっと連戦を終え、少し休めるはずです。
本当に過密日程の中、コンディションもどんどん悪くなっていく中、踏ん張ってくれていると思います。
ただ戦いが終わったわけではないので、次戦を見据えながら、調整して欲しいと思います。
仙台も勝ち点11差の18位には沈んでいますが、ここ最近は徳島、横浜FCと順位が下のチームに敗れているだけに、ここで勝ちきり絶対に連敗を終えたい試合です。
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