【J1 第17節】G大阪 VS 横浜FC @パナスタ
ついに今シーズンホーム初勝利を収めたガンバ。
長い長いトンネルを抜け出した勢いで、連勝といきたい大事な試合です。
対する横浜FCは最下位に沈んでいますが、敗れると勝ち点で追いつかれてしまうので、しっかり勝ち点3を奪い、残留争いをする相手を突き放さなければなりません。
前節からヨングォン選手の戦線復帰で、攻守共に安定感は増したので継続したいところです。
中2日という厳しい日程が続きますが、ホームで連勝し乗り越えられるか注目の一戦です。
・前節勝利で長いトンネルを抜け出せたガンバ。連勝なるか![spbr]
・ヨングォン選手復帰によって調子を戻しつつあるガンバ。継続できるか![spbr]
・中2日の厳しい日程をホーム連勝で乗り越えられるか!
試合データ
Jリーグ ディビジョン1 第17節 | ||
パナソニック スタジアム 吹田 | ||
G大阪 | VS | 横浜FC |
2 | 0 | |
スコアラー | ||
レアンドロ ペレイラ | 42分 | |
レアンドロ ペレイラ | 55分 | |
スタッツ | ||
48% | 支配率 | 52% |
10(4) | シュート | 20(5) |
8 | FK | 13 |
2 | CK | 4 |
1 | PK | 0 |
G大阪 | 横浜FC | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 1 | 東口 順昭 | GK | 18 | 南 雄太 |
DF | 3 | 昌子 源 | DF |
4 | 高橋 秀人 |
13 | 菅沼 駿哉 | 26 | 韓 浩康 | ||
19 | キム ヨングォン | 27 | 中塩 大貴 | ||
MF | 6 | チュ セジョン |
MF |
2 | マギーニョ |
17 | 奥野 耕平 | 6 | 瀬古 樹 | ||
21 | 矢島 慎也 | 7 | 松浦 拓弥 | ||
27 | 髙尾 瑠 | 23 | 前嶋 洋太 | ||
28 | ウェリントン シウバ | 24 | 高木 友也 | ||
30 | 塚元 大 | 30 | 手塚 康平 | ||
FW | 9 | レアンドロ ペレイラ | FW | 9 | クレーベ |
リザーブ | |||||
GK | 25 | 石川 慧 | GK | 44 | 六反 勇治 |
DF | 5 | 三浦 弦太 | DF |
3 | 袴田 裕太郎 |
MF | 8 | 小野瀬 康介 | 17 | 武田 英二郎 | |
10 | 倉田 秋 | MF |
13 | 小川 慶治朗 | |
15 | 井手口 陽介 | 32 | 古宿 理久 | ||
FW | 20 | 一美 和成 | FW |
14 | ジャーメイン 良 |
39 | 宇佐美 貴史 | 39 | 渡邉 千真 | ||
選手交代 | |||||
63分 | 矢島⇔倉田 | 45分 | 松浦⇔ジャーメイン | ||
73分 | ウェリントン⇔宇佐美 | 59分 | マギーニョ⇔小川 | ||
73分 | ペレイラ⇔一美 | 59分 | クレーぺ⇔渡邉 | ||
78分 | 髙尾⇔小野瀬 | 70分 | 瀬古⇔袴田 | ||
85分 | 手塚⇔古宿 | ||||
警告 | |||||
36分 | マギーニョ | ||||
退場 | |||||
監督 |
|||||
松波 正信 | 早川 知伸 |
試合情報 | |
試合会場 | パナソニック スタジアム 吹田 |
入場者数 | 0人(無観客) |
天候/気温/湿度 | 晴/25.3℃/41% |
主審 | 岡部 拓人 |
副審 | 武田 光晴、鈴木 規志 |
第4審判 | 松本 大 |
VAR | 井上 知大 |
AVAR | 廣瀬 格 |
マッチレビュー
試合の流れ
中2日というのもあってメンバーを6人変えてきたガンバ。
フォーメーションは前節と同じで、3-4-2-1の形でスタート。
宇佐美選手、井手口選手、パトリック選手、小野瀬選手、三浦選手などを温存し、ウェリントン シウバ選手、髙尾選手、奥野選手、セジョン選手などを起用。
先発6人を入れ替えて挑みました。
ウェリントン シウバ選手は、ガンバ移籍後初先発となりました。
髙尾選手も復帰後初先発です!(おかえり〜)
今節は三浦選手がベンチスタートなので、キャプテンマークは昌子選手が巻きました。
開始序盤は前節と同じく横浜FCがボールを握りガンバがDFから入り堅める構図でスタート。
前節と同じくガンバはゴール前まで侵入されても昌子選手を中心に守り、シュートを打たれても東口選手が防ぎ続けゴールに鍵をかけます。
ガンバの攻撃はウェリントン シウバ選手とレアンドロ ペレイラ選手のブラジル人コンビから、セジョン選手がシュートまで持っていくシーンなどはありましたが、横浜FCのペースで試合が進みます。
ガンバにとって嫌な時間でしたが耐え凌ぐと、42分に試合が動きます。
39分にヨングォン選手のフィードに抜け出した塚元選手が仕掛けるとペナルティエリア内で倒されPKを獲得!
キッカーはレアンドロ ペレイラ選手。
左隅に打ったシュートはゴールネットを揺らし、ガンバ移籍後初ゴールゲットとなりました!
その後はお互いゴールは生まれず、1-0のガンバリードで前半を折り返しました。
後半はガンバがボールを持つ展開でスタート。
ガンバはその流れをものにし、55分に追加点を取ります。
東口選手のロングキックをレアンドロ ペレイラ選手が落とすと、セジョン選手が矢島選手へパスを出します。
ピッチ中央で受け取った矢島選手の優しいスルーパスで真ん中を抜け出したレアンドロ ペレイラ選手は、落ち着いてゴールに流し込み2得点目を取りました。
後半開始早々で突き放す大きすぎる追加点でした!
得点後はまた横浜FCのペースになってきてガンバは倉田選手、宇佐美選手、一美選手、小野瀬選手を投入し、流れを戻そうとするも、なかなか好転しません。
決定的なシーンを与えることが多く、ヨングォン選手が体を張って守ったり、横浜FC・中塩選手のミドルシュートを東口選手が横っ飛びで防ぐなどヒヤッとするシーンがありましたが、ギリギリのところで防ぎきります。
守備の時間が長くなったガンバは後半アディショナルタイムにチャンスを迎えます。
小野瀬選手からのロングパスを受け取った宇佐美選手が溜めて、この試合で最も走っている(なんと12.3km!)奥野選手の飛び出しに合わせてパスを送るも奥野選手のファーストタッチが長くなり、相手GKに防がれてしまいます。
奥野選手はチームメイトからも「ナイス!耕平!」と声をかけられるくらい気の利いたプレーがかなり目立っていたので最後ゴールを決められたら最高でした!
どんな相手にも通用するプレーだと思うので次に期待ですね!
試合はこのまま堅い守備を披露したガンバ8試合ぶりに無失点で締め、今シーズン2試合目の完封勝利で連勝となりました!
今節の先発メンバーについて
松波監督は中2日の強行日程なのもあって先発メンバー6人を入れ替えて挑みました。
先発していた選手の代役だと思ってプレーしている選手は一人もおらず、自分の特徴を出してくれたと思います。
逆に先発していた選手も自分もウカウカしていられないと感じて、レギュラー争いは激しくなり、チームとしてのレベルアップに繋がります。
奥野選手も最後までファイトしていましたし、セジョン選手も守備も積極的にして、攻撃を組み立ててくれました。
悪かった選手はいなかったので、みんなどんどんアピールしていい意味で監督を困らせて欲しいですね。
これからも厳しい日程の試合があります。選手層を厚くして乗り越えていきたいですね!
3バックの安定感
今節は三浦選手に変わって菅沼選手が先発に入り、3バックを形成しました。
菅沼選手も安定していましたし、ガンバのアカデミー出身らしくパスの供給もよかったと思います。
今シーズンの出番は限られてしまっていますが、レギュラー陣と比較しても遜色ない実力があることを証明してくれました。
ヨングォン選手が入ってからは守備での強度は格段に上がりましたし、攻撃面でも受け手からしてもありがたい気の利いたパスを受け取れるので余裕が生まれているように見えます。(その点ヨングォン選手は飛び抜けてはいると思いますが。)
一つ一つの細かいプレーの連続で、チームとしての自信に後ろから繋げているのが見ていても伝わってきます。
上位との戦いでどうなるかという疑問は確かにありますが、しばらくは3バックを崩す必要はないのではないかと個人的には感じます。
しかし、ここで問題となるのが次節の試合では昌子選手とヨングォン選手がそれぞれ日本代表と韓国代表に選出されたため不在となります。
松波監督は2人不在でも3バック継続するのか4バック継続するのか注目です。
もしかしたら、髙尾選手の久しぶりの右CBが観られるかもしれませんね!
レアンドロ ペレイラ選手の移籍後初ゴールについて
今節でついにレアンドロ ペレイラ選手が移籍後初ゴールをマークしました!
本人にとって出番はそれなりに貰っているので焦りは多少なりともあったはずなので、最初はPKでしたが、ゴール出来たことは大きいはずです!
PKを任されたり、得点後喜んでいるシーンを見ていたらチームメイトからの信頼はあるのではないでしょうか。
チームに馴染み始めているように感じますし、これからもっと良くなっていくことを期待しています。(よく菅沼選手とじゃれあっている気がします笑)
2点目はフォワードらしいゴールでしたね!
ボールを落としてから動き直し、矢島選手からのスルーパスを引き出して、GKとの一対一を落ち着いて制しました。
シュートも簡単そうで難易度は高いと思いますし、もっと魅せて欲しいです!
これからもパトリック選手とは違うタイプのフォワードで、レギュラー争いをしながら得点量産に期待です!
ウェリントン シウバ選手 移籍後初先発
ウェリントン シウバ選手はガンバに移籍後途中出場が続いていましたが、ついに初先発を飾り、63分までプレーしました。
左のシャドーに入りましたが、自分の特徴を出すシーンは結構ありましたね!
ブラジル人らしく独特なリズムのボールタッチや、レアンドロ ペレイラ選手とのパス交換でガンバの攻撃にアクセントを加えてくれました。
チームメイトとの連携はまだまだのようですが、お互い特徴を理解し合えれば、かなりフィットしてくれる予感がします。
今節、公式戦の実戦において、これまでで最も長くプレーできたのは確実にプラスです。
他の選手にはない特徴のある選手なので、もっとウェリントン シウバ選手の爆発に期待です!
Next Match に向けて
中断前最後の3連戦最初の2試合はホームで連勝し、勝ち点6を獲得できました。
残留を争うことになりそうな2チームにしっかり勝てたことは大きいです。
最後はアウェーで湘南戦となりますが、ここで勝てれば降格圏内を抜け出し15位まで浮上できるので、しっかり勝ち切りたいところです。
昌子選手とヨングォン選手が不在という不安材料はありますが、2人が気持ちよく代表でプレーできるようにするためにも絶対勝ちましょう!