【J1 第16節】G大阪 VS 徳島 @パナスタ
前節はFC東京とのアウェイゲームに敗れて4連敗となってしまったガンバ。
監督交代後も嫌な流れを断ち切れていないでいます。
今節ホームへ迎え入れるのは徳島。
相性のいい相手だけにここでしっかり勝って、3連戦のいいスタートをきりたいところです。
徳島は前節は2位の名古屋に対してスコアレスドローの試合を演じるなど、ガンバと同じく4連敗を喫する時期もありましたが、調子を持ち直し始めている相手です。
降格圏を抜け出すためにも、セレッソ大阪戦以来のゴールを取り、勝ち点3を獲得するために挑みました。
・4連敗中のガンバ。今節で嫌な流れを断ち切れるか![spbr]
・相手は相性のいい徳島。ホーム初勝利なるか![spbr]
・ここ4試合ゴールのないガンバ。セレッソ戦以来のゴールは奪えるか!
試合データ
Jリーグ ディビジョン1 第16節 | ||
パナソニック スタジアム 吹田 | ||
G大阪 | VS | 徳島 |
2 | 1 | |
スコアラー | ||
パトリック | 27分 | |
67分 | 岩尾 憲 | |
宇佐美 貴史 | 72分 | |
スタッツ | ||
32% | 支配率 | 68% |
5(3) | シュート | 16(2) |
12 | FK | 13 |
2 | CK | 3 |
0 | PK | 1 |
G大阪 | 徳島 | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 1 | 東口 順昭 | GK | 21 | 上福元 直人 |
DF |
3 | 昌子 源 | DF | 3 | ドゥシャン |
5 | 三浦 弦太 | 4 | ジエゴ | ||
19 | キム ヨングォン | 14 | カカ | ||
MF |
8 | 小野瀬 康介 | 15 | 岸本 武流 | |
10 | 倉田 秋 | MF |
7 | 小西 雄大 | |
15 | 井手口 陽介 | 8 | 岩尾 憲 | ||
21 | 矢島 慎也 | 11 | 宮代 大聖 | ||
30 | 塚元 大 | 23 | 鈴木 徳真 | ||
39 | 宇佐美 貴史 | 45 | 杉森 考起 | ||
FW | 18 | パトリック | FW | 19 | 垣田 裕暉 |
リザーブ | |||||
GK | 25 | 石川 慧 | GK | 31 | 長谷川 徹 |
DF | 13 | 菅沼 駿哉 | DF |
20 | 福岡 将太 |
27 | 髙尾 瑠 | 22 | 藤田 征也 | ||
MF | 17 | 奥野 耕平 | MF |
10 | 渡井 理己 |
28 | ウェリントン シウバ | 24 | 西谷 和希 | ||
FW | 9 | レアンドロ ペレイラ | 38 | クリスティアン バトッキオ | |
20 | 一美 和成 | FW | 9 | 河田 篤秀 | |
選手交代 | |||||
65分 | 矢島⇔奥野 | 62分 | 鈴木⇔バトッキオ | ||
79分 | 小野瀬⇔髙尾 | 79分 | 宮代⇔渡井 | ||
79分 | 倉田⇔一美 | 79分 | 杉森⇔西谷 | ||
90分 | パトリック⇔ペレイラ | 84分 | 小西⇔河田 | ||
警告 | |||||
66分 | 三浦 弦太 | 6分 | 岸本 武流 | ||
81分 | 一美 和成 | ||||
退場 | |||||
監督 |
|||||
松波 正信 | ダニエル ポヤトス |
試合情報 | |
試合会場 | パナソニック スタジアム 吹田 |
入場者数 | 0人(無観客) |
天候/気温/湿度 | 曇/19.2℃/88% |
主審 | 飯田 淳平 |
副審 | 越智 新次、馬場 規 |
第4審判 | 藤田 優 |
VAR | 笠原 寛貴 |
AVAR | 西橋 勲 |
マッチレビュー
試合の流れ
今節でガンバに皆んなが待ち望んだキム ヨングォン選手が先発に戻ってきて、今シーズン初出場となりました。
また髙尾選手も久しぶりのベンチ入りで頼れる漢が帰ってきました。
気になるフォーメーションは今シーズン初めて3バックを採用。
先発復帰のヨングォン選手とここまでフル出場の昌子選手と三浦選手で組みました。
塚元選手も左WBと普段とは違うポジションで起用され、パトリック選手も久しぶりの先発復帰でワントップに入りました。
試合に入るとボールを持つ徳島に対して、ガンバは守備から入り、チャンスを見つけて物にしようとする構図でスタート。
昨シーズンの闘いに近い作戦で挑みました。
実際ガンバは堅い守備で徳島に決定的なシーンは作らせず、試合が流れていきます。
そんな中ガンバは27分にチャンスを掴み、待望の瞬間が訪れます。
ヨングォン選手が左サイド持ち上がり、中の矢島選手にボールを託すと、矢島選手はダイレクトで倉田選手にパス。
受け取った倉田選手は溜めて、タイミングよく右サイドの小野瀬選手へ展開すると、そのままダイレクトで見事なグラウンダーのセンタリングを送ると、中で待っていたパトリック選手がシュート!
パトリック選手のシュートはネットを揺らし、待望の先制点をゲットしました!
ガンバにとって大きすぎるゴールで、プラン通りのゴールでした。
先制点後は徳島がボールを握るも自信を得たガンバはより堅い守備で、試合は引き締まった展開で進み、前半はこのままスコアは動かず終了しました。
後半に入ると徳島の攻勢が強めてきます。
そんな中57分には東口選手がヒヤッとするシーンがありました。
ガンバの左サイドから岸本選手のクロスがそのままゴールに向かってきて、あわやゴールにというシーンでしたが、「あ〜、あぶねえ!」という声が漏れていました。笑
劣勢になってきたガンバは矢島選手に変えて、奥野選手を投入し、守備の強度を強めていきます。
しかしガンバの好対策とは裏腹に徳島の攻撃が実ってしまいます。
66分ペナルティエリア内に宮代選手が垣田選手とのワンツーで抜け出すと、三浦選手が後ろから引っ掛けてしまい、PKを与えてしまいます。
PKのキッカーは岩尾選手。
岩尾選手のシュートは東口選手の逆をつき、ゴール右隅に吸い込まれてしまいました。
嫌な時間に追いつかれてしまいましたが、ガンバのエースは黙っていませんでした。
72分小野瀬選手の右サイドからのセンタリングはDFにクリアされてしまいますが、奥野選手が跳ね返したボールをパトリック選手が相手GKと競り合って跳ね返ったボールを宇佐美選手がダイレクトボレー。
鋭い弾道のボールはゴールに吸い込まれ、勝ち越しゴールを奪いました!
パトリック選手のオフサイドの心配がされましたが、相手DFが残っていてオンサイド。
VARの結果ゴールが認められました。
試合終盤は徳島の猛攻にあいますが、交代出場の髙尾選手と一美選手を含めて全員で守りきり、勝利を手にしました!
長すぎるトンネルでしたが、ようやく選手の笑顔が見られて嬉しかったです。
最後はガンバクラップで締め、勝利をみんなで噛みしめました。
嬉しすぎる今シーズンホーム初勝利
今シーズンは4月19日以来勝利がなく苦しいシーズンを過ごしているガンバはついに2勝目を手にしました。
勝てないとこんなに辛いと改めて感じる期間でしたが、その分嬉しい勝利となりましたね。
宇佐美選手とパトリック選手のアベックゴールはより嬉しいです!
しかし昌子選手もおっしゃていましたが、次負けたら意味がなくなります。
中2日での試合が続くので、この勝利の勢いで連戦を乗り越えられればいいと思います。
監督の正式なリリースはまだありませんが、松波監督3試合目での勝利はこれからのガンバの闘い方を示しているのではないでしょうか。
試合内容や戦術に関して色々と思うことはある人も多いかもしれませんが、まずは早めに降格圏から抜け出せるといいなと思います。
キム ヨングォン選手の復帰について
ついに帰ってきてくれました。
本当に本当に待っていました。
今節の試合でDFラインを昌子選手と三浦選手で統率してきましたが、やっぱりヨングォン選手は必要な存在だということを証明してくれました。
左利きのセンターバックだって言うことでも貴重ですが、あの落ち着き具合、ポジショニングは頼りになる存在でしかありませんね。
先制点の起点にもなってくれましたし、攻撃面でも貢献は絶大です。
流石に今シーズン初出場でフル出場なので試合後は疲れたのか、ただ嬉しかったのかはわかりませんが試合終了後はピッチに倒れ込んでいましたね。笑
これからのガンバの逆襲を支えてもらいたいです。
ウサパト アベックゴールにいて
これまで今シーズン3得点と大の得点力不足に陥っていたガンバ大阪ですが、今節だけで2得点を記録しました。(ちょっと寂しい言い方ですが…)
しかも2得点とも鳥栖戦での宇佐美選手のゴール以来の流れの中でのゴールで、パトリック選手のゴールは特に複数の選手が絡んで崩した形でいいゴールでした。
ダイレクトパスを織り交ぜながら皆んなが受け手のことを思ったパスで、綺麗に決まったのである程度、形を決めて練習していたのかもしれませんね。
やっぱりダイレクトパスの重要性はこのゴールからもよくわかります。
宇佐美選手のゴールも忘れてはいけません!
同点に追いつかれて嫌な流れになってもおかしくない時間帯でのゴールで、タイミング最高でした。
技術的にも高く上がったボールをあんな綺麗にジャストミートするのは簡単そうに見えて難易度高いと思います。
宇佐美選手ならではのゴールですね。
ウサパトコンビはやっぱりガンバを応援する人にとっては特別ですし、久しぶりのアベック弾最高でした!
試合が終わってから気づいたのですが2人ともそれぞれ前半と後半の27分にゴール決めているんですね。
なんかいいですよね。そういうのも。
あと宇佐美選手のスパイクがアディダスに戻りましたね!
どういう契約なのでしょうか?個人的にはアディダスが似合うと思います!
これから今まで取れなかった分もどんどん取ってもらいましょう!
Next Match に向けて
中2日での3連戦の初戦はホームで徳島に勝ちきり、久しぶりの勝ち点3を獲得できました。
順位は1つ上げられましたが、まだまだ降格圏内です。
勝ち切る力を取り戻せれば、もっと上にいける力は絶対にあるので次を見据えて闘う準備をしなくてなりません。
次節はホームでの横浜FC戦。
最下位に沈んではいますが力のある選手はいるので油断はできません。
というか油断できる立場でもないので、連勝目指して闘うのみです。
すぐに次の試合が来ますが、しっかりコンディションを整えて、好パフォーマンスを披露してもらいたいですね。