【J1 第24節】清水 VS G大阪 @アイスタ
前節の徳島戦に敗れ、2連敗となっているガンバはアウェイで清水に挑みます。
ガンバが13位の勝ち点26、清水が14位の勝ち点24となっているだけに、敗れると順位が入れ替わってしまいますので、絶対に負けられません。
両チームとも降格圏より上にはいますが、引きずりこまれないようにするために、何が何でも勝ち点3を取りにいくと試合になるはずです。
ガンバも一美選手が徳島に移籍し、過密日程の上に、戦力ダウンしてしまったことに対して、清水は鳥栖から加入した松岡選手が前節から活躍しています。
両チームの移籍状況がどのような影響を及ぼすか注目です!
・順位が隣の相手だけに絶対に負けられない試合!ガンバは勝ち点を離せるか![spbr]
・降格圏から離れることが出来るのはどちらのチームか![spbr]
・両チームの移籍状況は結果に影響及ぼすのか!
試合データ
Jリーグ ディビジョン1 第24節 | ||
IAIスタジアム日本平 | ||
清水 | VS | G大阪 |
0 | 1 | |
スコアラー | ||
82分 | 山見 大登 | |
スタッツ | ||
46% | 支配率 | 54% |
16(1) | シュート | 11(2) |
9 | FK | 9 |
10 | CK | 5 |
0 | PK | 0 |
清水 | G大阪 | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 37 | 権田 修一 | GK | 1 | 東口 順昭 |
DF |
4 | 原 輝綺 | DF | 3 | 昌子 源 |
5 | ヴァウド | 5 | 三浦 弦太 | ||
7 | 片山 瑛一 | 19 | キム ヨングォン | ||
38 | 井林 章 | MF |
4 | 藤春 廣輝 | |
MF |
14 | 後藤 優介 | 10 | 倉田 秋 | |
16 | 西澤 健太 | 21 | 矢島 慎也 | ||
17 | 河井 陽介 | 26 | 柳澤 亘 | ||
33 | 松岡 大起 | 29 | 山本 悠樹 | ||
FW | 9 | チアゴ サンタナ | 39 | 宇佐美 貴史 | |
23 | 鈴木 唯人 | FW | 9 | レアンドロ ペレイラ | |
リザーブ | |||||
GK | 25 | 永井 堅梧 | GK | 25 | 石川 慧 |
DF | 2 | 立田 悠悟 | DF |
13 | 菅沼 駿哉 |
21 | 奥井 諒 | 24 | 黒川 圭介 | ||
MF | 11 | 中山 克広 | MF | 17 | 奥野 耕平 |
13 | 宮本 航汰 | FW | 11 | 小野 裕二 | |
26 | 滝 裕太 | 32 | チアゴ アウベス | ||
FW | 27 | 指宿 洋史 | 37 | 山見 大登 | |
選手交代 | |||||
62分 | 後藤⇔中山 | 72分 | 藤春⇔黒川 | ||
62分 | 河井⇔宮本 | 72分 | 矢島⇔小野 | ||
76分 | 鈴木⇔滝 | 76分 | 柳澤⇔奥野 | ||
85分 | 西澤⇔指宿 | 76分 | 倉田⇔山見 | ||
88分 | 宇佐美⇔チアゴ | ||||
警告 | |||||
56分 | チアゴ サンタナ | ||||
退場 | |||||
監督 |
|||||
ロティーナ | 松波 正信 |
試合情報 | |
試合会場 | IAIスタジアム日本平 |
入場者数 | 6865人 |
天候/気温/湿度 | 雨/26.2℃/86% |
主審 | 福島 孝一郎 |
副審 | 山内 宏志、川崎 秋仁 |
第4審判 | 上原 直人 |
VAR | 谷本 涼 |
AVAR | 唐紙 学志 |
マッチレビュー
試合の流れ
ガンバはこの試合でも3バックでスタートし、メンバーを4人変更して清水に挑みました。
藤春選手がリーグ戦においては4月3日の今シーズン2試合目に行われた広島戦以来の先発出場となりました。
最初の決定機はガンバに来ました。
7分、丁寧にパス回しをしていたガンバは右サイドの柳澤選手に展開し、クロスからレアンドロ ペレイラ選手のヘディングシュートをするも、ポストに嫌われてしまいます。
ガンバがボールを支配し、清水は奪ったら速攻でチャンスを狙う流れで試合が進むと、16分に清水に決定機が生まれます。
後方からの縦パスをチアゴ サンタナ選手が受け取ると、味方とのワンツーで前を向くと、左足で鋭いミドルシュートを打たれるも、東口選手がファインセーブを披露し、難を逃れます。
さらに清水は続くプレーで、西澤選手からのコーナーキックからヴァウド選手のヘディングシュートを打たれるとポストに当たり、ガンバにとってはヒヤッとする時間が続きます。
しかし、その後はガンバはボールを持つも清水の守備ブロックは崩せず、清水も攻撃の形を作ることは少ない展開で進みました。
前半終了間際には、三浦選手のコンタクトが外れるなどアクシデントがありましたが、スコアレスで終えました。
両チーム交代はなく後半がスタートします。
清水はDFラインの背後にロングボールを狙うプレーが増えてくると、チアゴ サンタナ選手を中心にゴール前に迫ってきます。
51分には後藤選手がコーナーキックのクリアボールをミドルシュート、55分にはハンドにはなりましたが、コーナーキックからチアゴ サンタナ選手が押し込むなど、ガンバにとっては嫌なプレーが続きます。
そんな中、ガンバは57分に矢島選手のパスからレアンドロ ペレイラ選手の反転からのシュートを放ちますが、またもやポストに直撃します。
流れを完全に引き寄せたいガンバは飲水タイム前に黒川選手と小野選手、飲水タイム後に奥野選手と山見選手を投入し、松波監督は手を打ちます。
現役の関西学院大学生の山見選手はこれがJリーグデビューとなりました。
デビューを果たした山見選手は早速魅せてくれます。
78分、大学の先輩でもある山本選手から縦パスを受け取ると、挨拶代わりに右足を振り抜いてミドルシュートを放ち、ゴールを脅かします。
さらに82分、小野選手のロングボールに山見選手が右サイド抜け出すと、切り替えしから左足でシュートを放つと、完璧なコースにボールが飛び、ゴールに吸い込まれ、先制ゴールをマークしました!
貴重な先制点を決めたガンバは残り時間を危なげなく、試合を進めて、無失点できっちり締め、1-0で勝利を収めました。
3戦ぶりの勝利&無失点で大事な試合を物にしました。
3戦ぶりの勝利について
15連戦の9戦目となった今節の試合は、チャンスをなかなか作れない苦しい試合でしたが、順位が隣の清水に対して勝利することができました。
横浜FM、残留を争う徳島に対して連敗を喫している中、今節の試合を迎えましたが、嫌な流れを断ち切った意味でもとても大きい勝利です。
最近のガンバは徐々に引きずることが少なくなった気がします。
先制点を奪われても前ほど得点の雰囲気がしないことは減ったと思います。(実際に得点を奪う時間が遅すぎる試合が続きましたが…。)
今シーズン得点を奪うことができなくて、メンタル的に大丈夫かと心配な時期はありましたが、前に進んでいる部分はポジティブに捉えていいのではないでしょうか。
実際に6試合連続で得点はできているのはシーズン序盤のことを考えると大きい進歩ですね。(ちょっと悲しい捉え方かもしれませんが…。)
引き続きゴールを奪い続けて、勝ち続けられるように期待しています!
山見選手鮮烈デビュー
天皇杯でガンバ相手にゴールを決めたこともある山見選手。
ガンバにとっては怖い選手でしたが、今節ではガンバの選手として怖さを発揮してくれました。
8月5日に特別指定選手として承認されたばかりの山見選手ですが、出番を与えられると、巧みなオフザボールの動きでボールを引き出すと、積極的なプレーで存在感を出してくれました!
関西学院大学の先輩でもある山本選手からのパスを受け取ってシュートまで持っていた"1本目"について、Instagramでコメントされてますね。
仲良い先輩後輩ですね。これからも仲良しコンビに期待です!
"2本目"は結果に結びつけてて実力を魅せつけてくれました!
小野選手からのロングボールの巧みなタッチ。
ドリブルのコース取り。
利き足と逆足での完璧なシュート。
良さの詰まったゴールでした。
怖いものなしでゴールに向かっていく姿は山見選手の長所ですね。
これからどのくらいガンバに帯同できるかわからない部分もありますが、ガンバの山見選手としての活躍に期待が持てる大活躍でした!
Next Match に向けて
リーグ戦に関しては8月21日のホームFC東京戦になります。
次節までの間に8月18日の天皇杯3回戦の松本戦はありますが、リーグ戦は久しぶりに1週間以上の間隔が空くことになります。
天皇杯を主力メンバーは休ませるのかによって、FC東京戦のコンディションは変わってくると思います。
天皇杯とリーグ戦をどのような比重で松波監督が望んでいくのか注目が集まります。
ホームでのFC東京戦は2018シーズン以来勝利はありませんが、勝てれば、勝ち点差を3まで詰められるので、今シーズンの味スタでの敗戦の借りを返したいところです!
これまでのマッチレビュー