【J1 第15節】FC東京 VS G大阪 @味スタ
前節の浦和戦は松波新監督で挑んだガンバ。
積極的に攻勢に出る姿勢は見せたものの3失点を喫し、完敗となってしまいました。
浦和戦の敗北から約1週間の準備期間があった中でどれだけ戦術を浸透させられているか注目です。
そんな中での今節の相手はFC東京。
FC東京は前節の試合で柏戦に勝利して5連敗をストップ。連勝を目指してきます。
このカードは通算成績17勝9分17敗で五分五分。
どちらかが勝利すれば抜け出せる状況です。
ガンバにとっては相性のよくない味スタですが、何が何でも勝利を収めたいところです。
・松波監督の再就任から2試合目。今シーズン初勝利なるか![spbr]
・これまでの対戦成績は五分五分。どっちが抜け出せるか![spbr]
・ガンバは苦手な味スタで勝利なるか!
試合データ
Jリーグ ディビジョン1 第15節 | ||
味の素スタジアム | ||
FC東京 | VS | G大阪 |
1 | 0 | |
スコアラー | ||
ディエゴ オリヴェイラ | 1分 | |
スタッツ | ||
48% | 支配率 | 52% |
13(3) | シュート | 13(3) |
15 | FK | 15 |
3 | CK | 4 |
0 | PK | 0 |
FC東京 | G大阪 | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 13 | 波多野 豪 | GK | 1 | 東口 順昭 |
DF |
3 | 森重 真人 | DF | 3 | 昌子 源 |
4 | 渡辺 剛 | 5 | 三浦 弦太 | ||
6 | 小川 諒也 | 13 | 菅沼 駿哉 | ||
14 | 内田 宅哉 | 24 | 黒川 圭介 | ||
MF |
8 | 高萩 洋次郎 | MF |
10 | 倉田 秋 |
15 | アダイウトン | 15 | 井手口 陽介 | ||
21 | 青木 拓矢 | 21 | 矢島 慎也 | ||
27 | 田川 亨介 | 30 | 塚元 大 | ||
31 | 安部 柊斗 | FW | 9 | レアンドロ ペレイラ | |
FW | 9 | ディエゴ オリヴェイラ | 39 | 宇佐美 貴史 | |
リザーブ | |||||
GK | 1 | 児玉 剛 | GK | 25 | 石川 慧 |
DF | 22 | 中村 拓海 | MF |
6 | チュ セジョン |
32 | ジョアン オマリ | 8 | 小野瀬 康介 | ||
MF |
7 | 三田 啓貴 | 17 | 奥野 耕平 | |
10 | 東 慶悟 | 28 | ウェリントン シウバ | ||
18 | 品田 愛斗 | FW |
18 | パトリック | |
FW | 11 | 永井 謙佑 | 20 | 一美 和成 | |
選手交代 | |||||
75分 | 田川⇔三田 | 60分 | 塚元⇔小野瀬 | ||
80分 | アダイウトン⇔東 | 60分 | ペレイラ⇔一美 | ||
80分 | 高萩⇔永井 | 71分 | 倉田⇔ウェリントン | ||
90分 | オリヴェイラ⇔品田 | 82分 | 宇佐美⇔パトリック | ||
82分 | 井手口⇔セジョン | ||||
警告 | |||||
80分 | 菅沼 駿哉 | ||||
退場 | |||||
監督 |
|||||
長谷川 健太 | 松波 正信 |
試合情報 | |
試合会場 | 味の素スタジアム |
入場者数 | 4886人 |
天候/気温/湿度 | 曇/21.3℃/72% |
主審 | 福島 孝一郎 |
副審 | 木川田 博信、勝又 弘樹 |
第4審判 | 鶴岡 将樹 |
VAR | 井上 知大 |
AVAR | 西尾 英朗 |
マッチレビュー
試合の流れ
前節の試合は4-2-3-1で浦和に挑んだガンバでしたが、今節は4-4-2に戻し、宇佐美選手をFWに、倉田選手を左MFに戻しました。
また怪我人が続出している右SBには三浦選手を起用し、菅沼選手がCBで今シーズンのリーグ戦初先発になりました。
そんなガンバは開始早々に失点をしてしまいます。
1分にガンバの左サイドでボールを握られたところから始まり、右サイドバックの内田選手が中に侵入したところで菅沼選手がかわされ、中に入れられたボールをディエゴ オリベイラ選手に合わされ、あっさり失点してしまいます。
久しぶりの実戦となった菅沼選手のところを突かれた形となってしまいました。
試合開始直後に失点してしまったガンバは完全に浮き足立ってしまい、ショートコーナーから小川選手のクロスにアダイウトン選手のヘディングシュートや小川選手の左サイドからのクロスに田川選手が左足で叩きつけたボレーシュートなど、あわや2失点目を喫してしまいそうなピンチが続いてしまいました。
それでも失点をなんとか1で乗り越えたガンバは徐々に宇佐美選手と倉田選手を中心にリズムを掴み始めます。
塚元選手から井手口選手、井手口選手から宇佐美選手へ繋ぎ、宇佐美選手からラストパスを受け取ったレアンドロ ペレイラ選手が右足を振り抜くシーンや宇佐美選手のミドルシュートなどでシュートを放ちます。
しかしゴールネットを揺らすまでには至りませんでした。
さらに前半のアディショナルタイムには塚元選手がピッチ中央をスルスルと突破し、最後はシュートまで打ち切るシーンがありました。
途中には嫌な取られ方をしてカウンターを喰らうシーンもありましたが、このシーンは最後までやり切る姿勢が良かったと思います。
結果的には個人的にこの試合で最も可能性の感じたシーンでした。
しかし、このまま点を取り返すことは出来ずに、前半を折り返します。
後半に入ると、またしても開始早々にピンチを迎えます。
ガンバの右サイドでボールを握られると安部選手にクロスを上げられ、ゴール前で競り合った黒川選手のあわやオウンゴールになりかけますが、何とかかき出し、こぼれ球をさらにシュートを打たれますが、DF陣が体を張って守り、追加点は許しませんでした。
その後は得点を奪いにかかるために小野瀬選手、一美選手、ウェリントン シウバ選手、パトリック選手、セジョン選手を次々に投入しましたが、ほとんど機能しませんでした。
戦術もパワープレーをするのか、繋いで崩すのか、定まっておらず、チームとしてもバラバラに見えました。
シュートも前半は11本だったのに対して後半は2本のみに終わってしまい、不完全燃焼のままタイムアップを迎えてしまいました。
これでガンバは4連敗となり、泥沼からは抜け出せず。
次節の徳島戦までは中4日ありますが、その後は中2日で横浜FC、湘南と続く過密日程に挑むスケジュールとなっております。
現状ですと残留を争う相手となってくるはずなので、さらに勝ち点を落とせない厳しい戦いが控えています。
チームとしてのまとまり
試合を通して上手くいっていないことを露呈してしまう試合となってしまいました。
せっかくボールを持っているときも裏に抜け出す動きが味方同士で被ったり、複数人が同じ位置にいたり、相手からしたら怖くもなんともなくなるようなプレーが多かったように感じました。
現地観戦していた方のコメントを閲覧させていただいても、怒声が飛んでいたりして、まとまりに欠けているような雰囲気があったみたいですし、一回チームとして見つめ直す必要があるのかなと思います。
誰よりもピッチで戦っている選手が悔しいのは理解していますが、それだけでは解決しません。
現状の課題、自分たちは何が得意なのか、どういう戦いをするべきなのか、しっかりチームとして定めて欲しいと思います。
団結しないとゴールはこのまま奪えないと思いますし、チームの雰囲気は悪くなる一方です。
何がなんでも勝利を目指すような、ガンバに関わるみんなが笑顔になれる、応援したくなるようなサッカーを見たいなと思います。
監督について
暫定監督として松波監督が指揮を執って2試合が終わりましたが、2連敗となってしまいました。
後任がいつ決まるのか、わかりませんが、今節の試合をみて、こんな監督が来たらいいなと思う人材を考えようと思います。
(存在するというわけではありませんが…。)
自分勝手ですが、私見で述べたいと思います。
ベストな起用をできる監督
例えば日本代表経験があるからコンディション悪くてもスタメンとかがあるのであれば、バシッと練習で最も良い選手を起用して欲しいです。
若手だって伸びてきていて、塚元選手だって今節奮闘していたと思います。
闘える選手を思い切って起用できる監督になってもらいたいです。
方向性を定めて闘える監督
今のガンバって攻撃的なのかどうか正直よくわからないと思います。
ガンバOBの木村さんもTwitterでツイートされていましたが、ガンバらしさに固執しすぎているのかもしれません。
西野サッカーのイメージが強すぎて、得点を取れていた過去に固執してしまうのは私も一緒ですが、現実と向き合って、今のガンバのメンバーで今シーズンどこの相手でも貫き通せる戦いを見せられる監督に指揮を執ってもらいたいですね。
綺麗なサッカーを見たいですが、J2に降格する方が嫌なので、闘えるチームにしてくれる方が希望です。
悔しいですが、個人的には勝ち点を少しでも拾えるように、まず守備を固めるのが妥当な気がします。
とにかく勝ち点が欲しいです…。
Next Match に向けて
今節も敗れたので4連敗となってしまいました。
ここまで悪い状況となったら、あとは良くなっていくしかありません。
ガンバ大阪に関わる方々、応援する方々の皆が苦しい時期を過ごしていますが、団結して、まずゴールから目指していくしかないです。
残留争いをしていくことが濃厚な相手と3連戦になります。
消化試合数が少ないとはいえ、負けていたら勝ち点は増えません。
まずは徳島とのホームゲームで結果を残せるように団結していきたいですね。