【J1 第1節】神戸 VS G大阪 @ノエスタ
待ちに待った2021シーズンJリーグ ディビジョン1の開幕戦。
ガンバ大阪は今シーズンは阪神ダービーで幕をあけます。
昨シーズンはディフェンディングチャンピオンであった横浜F・マリノス相手にアウェイで勝利しましたが、今シーズンも開幕戦勝利でいい形でシーズンをスタートさせたいところです。
試合データ
Jリーグ ディビジョン1 第1節 | ||
ノエビアスタジアム神戸 | ||
神戸 | VS | G大阪 |
1 | 0 | |
スコアラー | ||
古橋 亨梧 | 79分 | |
スタッツ | ||
58% | 支配率 | 42% |
8(2) | シュート | 8(5) |
14 | FK | 12 |
2 | CK | 4 |
0 | PK | 0 |
神戸 | G大阪 | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 1 | 前川 黛也 | GK | 1 | 東口 順昭 |
DF | 4 | トーマス フェルマーレン | DF | 3 | 昌子 源 |
17 | 菊池 流帆 | 4 | 藤春 廣輝 | ||
23 | 山川 哲史 | 5 | 三浦 弦太 | ||
24 | 酒井 高徳 | 8 | 小野瀬 康介 | ||
MF | 5 | 山口 蛍 | MF |
15 | 井手口 陽介 |
6 | セルジ サンペール | 21 | 矢島 慎也 | ||
7 | 郷家 友太 | 29 | 山本 悠樹 | ||
11 | 古橋 亨梧 | FW |
18 | パトリック | |
20 | 井上 潮音 | 34 | 川﨑 修平 | ||
FW | 9 | 藤本 憲明 | 39 | 宇佐美 貴史 | |
リザーブ | |||||
GK | 32 | 廣永 遼太郎 | GK | 22 | 一森 純 |
DF | 19 | 初瀬 亮 | DF |
13 | 菅沼 駿哉 |
25 | 大崎 玲央 | 27 | 髙尾 瑠 | ||
MF |
14 | 安井 拓也 | MF |
6 | チュ セジョン |
37 | 増山 朝陽 | 10 | 倉田 秋 | ||
FW | 21 | 田中 順也 | FW |
9 | レアンドロ ペレイラ |
49 | ドウグラス | 32 | チアゴ アウベス | ||
選手交代 | |||||
後0分 | 藤本⇔ドウグラス | 後22分 | パトリック⇔レアンドロ | ||
後22分 | サンペール⇔増山 | 後22分 | 宇佐美⇔高尾 | ||
後35分 | 古橋⇔田中 | 後31分 | 矢島⇔倉田 | ||
後35分 | 井上⇔安井 | 後31分 | 川崎⇔セジョン | ||
後37分 | 井手口⇔チアゴ | ||||
警告・退場 | |||||
前23分 | セルジ サンペール | ||||
監督 |
|||||
三浦 淳寛 | 宮本 恒靖 |
試合情報 | |
試合会場 | ノエビアスタジアム神戸 |
入場者数 | 4636人 |
天候/気温/湿度 | 晴/7.9℃/33% |
主審 | 佐藤 隆治 |
副審 | 西橋 勲、大塚 晴弘 |
第4審判 | 中井 敏博 |
VAR | 谷本 涼 |
AVAR | 三原 純 |
マッチレビュー
試合の流れ
今日の試合は富士ゼロックススーパーカップから菅沼選手に代わり、昌子選手がDFラインに入り、エース宇佐美選手が小野瀬選手と右サイドでコンビを形成。倉田選手に代わって矢島選手がインサイドハーフに入り、試合をスタート。
前半給水タイムまでは右サイドは神戸の酒井高徳選手に支配され、宇佐美選手・小野瀬選手コンビは大苦戦。相手左MFの井上選手を自由にし、アンカーの山本選手の脇を上手く使われ、神戸にボールを持たれる展開。
後手の展開でスタートしたため、井手口選手も狙いを絞れず、ボールをカットできず、山本選手も中盤を支配され、パトリック選手もフォローが少なかったためボールを収められない状況が続いたが、給水タイムで宮本監督の指示があったか、流れが徐々に変化。
宇佐美選手が中に入り、小野瀬選手もボランチの位置に入ることでボールを持つ時間が増え、右サイドの主導権を握り始めた。そこからタメを作り、いい形で左へ展開し、川﨑選手が仕掛ける時間や藤春選手がクロスを上げられる時間も作れ、矢島選手もゼロックススーパーカップのようにゴール前に入り込むシーンもありましたが、決定的なシーンはあまり作れず。
後半開始早々は宇佐美選手が右サイドを抜け出し、川﨑選手にパスを出すシーンや左サイドでボールをキープし、山本選手や井手口選手を経由し、パトリック選手から小野瀬選手へ展開し、左足で強烈なシュートするシーンもありましたが相手GK前川選手にセーブされる。
その後も山本選手から浮き球でパトリックに出すシーンや左サイドのスローインの流れから藤春選手がクロスを上げ、小野瀬選手が折り返し、宇佐美選手の決定的なシュートもあり、ガンバにとって結果的に最もいい時間だった。
後半給水タイム前に宇佐美選手が怪我をしたのか顔をしかめていて、そのまま髙尾選手と交代し、小野瀬選手が右WGへ入り、パトリック選手もレアンドロ ペレイラ選手と交代。
ここから古橋選手のポスト直撃シュートや裏への抜け出し、川﨑選手と昌子選手の連携ミスからあわや失点のシーンもあり、再度神戸ペースになっていく。
ガンバにとって流れが悪くなってきたところで、矢島選手に変えセジョン選手、川﨑選手に変えて倉田選手を投入し、流れを変えようとするも、神戸の山口選手のスルーパスから古橋選手の巧みなループシュートを打たれ、東口選手も届かず失点。
ガンバも三浦選手を前線に上げたり、中盤の井手口選手を一枚削り、チアゴ アウベス選手を入れ反撃をかけるも得点を奪えず、開幕戦は悔しい黒星スタートとなった。
右サイドの人選について
開幕戦は右SBに小野瀬選手、前線には宇佐美選手のコンビでしたが、前半初めは神戸の酒井選手に苦しめられている印象でした。
酒井選手の絶妙なポジショニングと間合いでプレスをかけられていて、上手くかわせず苦労していて、改めていい選手だなと感じました。
それでも中に上手く入ることで、いい距離感でパスを回す時間も増えてきて、ガンバの右サイドのコンビも流石でした。
小野瀬選手も右SBも少しずつ板についてきていると思いますし、このコンビで実戦を重ねていき、成熟していくのを見て行きたいと感じました。(妻はもっと前線で見たいと口癖のように言っていますが…)
そんな中で宇佐美選手の交代はその後の試合展開も悪くなってきたから、痛かったなと思います。
酒井選手も後半は疲れからかミスも出ていきていたので、もう少しそこを突きたかったですね。
宇佐美選手について
開幕戦は右WGで後半22分までプレー。
富士ゼロックススーパーカップは怪我で欠場した中で、開幕戦に調整してきたので、この試合にかける思いも強かったと思います。
昔からサイドでのプレーでコンディションを落としていくこともありましたが、この試合では中を使ったり、逆サイドに流れてボールに絡み、この選手はボールを持つと違いを出せる選手だなと改めて感じました。
シュートも何本か打ちましたが、神戸GKの前川選手に何度かセーブされ得点はできず。
宇佐美選手のゴールはやっぱりチームも勢いにのれると思うので、早めに今季初ゴールが見たいところですね。
交代の際は顔をしかめながら、ベンチに下がっていたので、大きな怪我などではないことを願っています。
次節出場できるようであれば、どんなプレーを魅せてくれるか注目です。
センターバックコンビについて
今節は三浦選手と昌子選手のコンビ。
昌子選手は前にも積極的にアタックし、三浦選手は後ろで構えているシーンが多い印象でした。
前半、昌子選手は相手左MFに入った井上選手らにターンされる場面もあったが、徐々に潰せるシーンも多くなり、ポゼッションでもロングフィードや速い縦パスも通せるようになっていたと思います。
左足も正確に蹴れていてコンディションは戻ってきているように感じます。
しかし、失点シーンでは古橋選手に裏を取られたのは修正してほしいところです。
三浦選手はゼロックススーパーカップの時より安定感を増してきている印象なので、キム ヨングォン選手、菅沼選手らとのレベルの高いポジション争いを通して成長していってもらいたいです。
交代選手について
今節は交代選手があまり活躍できなかった印象がありました。
- 髙尾選手
-
髙尾選手は宇佐美選手に代わり右SBに入り、小野瀬選手を右WGに変更。
いつものタイミングの良い攻め上がりや守備での安定感を欠いている印象でした。
もしかしたらコンディションを落としているからここ2試合先発外れているのかもしれませんね。 - レアンドロ ペレイラ選手
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レアンドロ ペレイラ選手に関してはパトリック選手に代わり最前線でプレー。
しかし前線にボールをいい形で回すことも少なく、目立ったプレーを出せていませんでした。
もう少し上手く活かす術を早めに見つけたいところです。 - 倉田選手
-
倉田選手も今節は本調子とは言い難い出来でした。
川﨑選手に代わり左WGでプレー。
藤春選手との熟年のコンビプレーを見せる時もありましたが、いつもの存在感は示せず、起点に慣れる機会も少ないように感じました。
4-3-3なら適正はインサイドハーフな気がします。次節は先発で見たいと感じる選手ですね。 - チュ セジョン選手
-
チュ セジョン選手は矢島選手に代わり、Jリーグデビュー。アンカーに入りました。
劣勢になりつつある中で、中盤の強化のための投入となりましたが、J特有のスピード感に慣れていないのか、コンディションが整っていないのかはわかりませんが、ボールロストが目立つ印象でした。
非常に厳しい状況でのデビューになってしましましたが、次は韓国代表の実力を遺憾なく発揮してほしいと思います。
Next Match に向けて
昨シーズンに続き今季も開幕白星スタートとはいきませんでしたが、下を向いてもしょうがないので、切り替えて次の試合に向けて調整してもらいたいです。
よくなってきている部分もあるので、いいところは継続し、悪いところは修正して、チームとしての完成度を上げられるように、しなければなりません。
宇佐美選手の怪我や欠場しているヨングォン選手や福田選手などの状態も気になりますが、出られるメンバーで戦うしかないので団結し、次節は今季初勝利するのを楽しみにしています。