【富士ゼロックス杯 2021】川崎 VS G大阪 @埼スタ
初めまして、本ブログではまろん夫婦で主にガンバ大阪を中心としたサッカーの情報を配信したいと思います。
仕事柄、毎試合すぐに投稿できるわけではございませんが、Jリーグの試合は全てレビューすることを目標にしているので、読んでもらえると嬉しいです。
前置きはここまでにして、手始めに2月20日に行われた富士ゼロックススーパーカップからレビューしていきます!
試合データ
富士ゼロックススーパー杯 2021 | ||
埼玉スタジアム2002 | ||
川崎F | VS | G大阪 |
3 | 2 | |
スコアラー | ||
三苫 薫 | 29分 | |
三苫 薫 | 32分 | |
60分 | 矢島 慎也 | |
67分 | パトリック | |
小林 悠 | 90+6分 | |
スタッツ | ||
58% | 支配率 | 42% |
20(6) | シュート | 8(3) |
13 | FK | 7 |
8 | CK | 4 |
0 | PK | 1 |
川崎F | G大阪 | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 1 | チョン ソンリョン | GK | 1 | 東口 順昭 |
DF | 4 | ジェジエウ | DF | 4 | 藤春 廣輝 |
5 | 谷口 彰悟 | 5 | 三浦 弦太 | ||
13 | 山根 視来 | 8 | 小野瀬 康介 | ||
47 | 旗手 怜央 | 13 | 菅沼 駿哉 | ||
MF | 6 | ジョアン シミッチ | MF |
10 | 倉田 秋 |
8 | 脇坂 泰斗 | 15 | 井手口 陽介 | ||
25 | 田中 碧 | 29 | 山本 悠樹 | ||
FW | 9 | レアンドロ ダミアン | FW |
18 | パトリック |
18 | 三笘 薫 | 21 | 矢島 慎也 | ||
41 | 家長 昭博 | 34 | 川﨑 修平 | ||
リザーブ | |||||
GK | 27 | 丹野 研太 | GK | 22 | 一森 純 |
DF | 7 | 車屋 紳太郎 | DF |
3 | 昌子 源 |
MF | 3 | 塚川 孝輝 | 27 | 髙尾 瑠 | |
16 | 長谷川 竜也 | MF | 6 | チュ セジョン | |
22 | 橘田 健人 | FW |
9 | レアンドロ ペレイラ | |
FW | 11 | 小林 悠 | 20 | 一美 和成 | |
19 | 遠野 大弥 | 32 | チアゴ アウベス | ||
選手交代 | |||||
後19分 | シミッチ⇔塚川 | 後24分 | 矢島⇔レアンドロ | ||
後19分 | 脇坂⇔橘田 | 後24分 | 川崎⇔チアゴ | ||
後27分 | ダミアン⇔小林 | 後36分 | パトリック⇔一美 | ||
後27分 | 三笘⇔長谷川 | 後46分 | 倉田⇔高尾 | ||
後38分 | 家長⇔遠野 | ||||
後46分 | 塚川⇔車屋 | ||||
警告・退場 | |||||
監督 |
|||||
鬼木 達 | 宮本 恒靖 |
試合情報 | |
試合会場 | 埼玉スタジアム2002 |
入場者数 | 4,208人 |
天候/気温/湿度 | 晴/16.6℃/31% |
主審 | 荒木 友輔 |
副審 | 渡辺 康太、浜本 祐介 |
第4審判 | 中村 太 |
VAR | 木村 博之 |
AVAR | 野村 修 |
マッチレビュー
右サイドの人選について
ガンバ大阪の先発メンバーは上記のように事前に報じられた通り、システムは4-3-3を採用。
予想外だったのが右サイドの人選。WGの位置に矢島選手、右SBは小野瀬選手が抜擢されたことでした。
矢島選手は試合を通して、あまり起点を作ることはできず、クロスも相手DFに引っかかっていた印象だったが、後半15分に反撃の狼煙をあげるゴールを決めたのは非常に大きかったですね。サイドの選手が中に入り、ゴール前で仕事をするようにキャンプでトレーニングしてきた成果だったのかもしれないですね。
また議論の的になっているのは小野瀬選手の右SB起用。実は、まろん家でも賛成の夫と反対の妻で意見が割れています(笑)。
ただみんなが期待しているのは攻撃の部分。サイドからのクロスや切り込んでのシュートで得点に絡むことを期待していることで一致していると思います。問題はどこのポジションで長所を活かすか。
個人的には前半は対峙する三笘選手らに苦しめられ、守備に不安を見せていたが、攻撃ではヨーロッパでもかなり注目されている、ジョアン カンセロ選手みたいにボランチの動きを入れながら、ポゼッションにも貢献していた印象でした。
後半に入ると右SBへの慣れやチームの流れが良くなり、相手の流れを止めるスライディングや、井手口選手、矢島選手、山本選手らとテンポよくパス交換しながら右サイドの攻撃から得点にも絡む動きができていたので、慣れていけばシーズンに入ってもオプションになるのではないかと感じました。機を見た攻撃参加はかなり特徴にあったポジションだと思うので、懸念されている右SBに適正のある選手が少ない問題の解決策になり得るのではないでしょうか。
宮本監督がどのような采配をするか注目です!
期待の若手選手について
シーズンを通して優勝争いをするためには若手の活躍が不可欠です。
(若手といってもどこまでが若手かは不明瞭ですが⋯。)
東京五輪世代以降の年齢の選手を若手とすると、ガンバ大阪のスタメンでは左WGの川﨑選手とインサイドハーフの山本選手が先発。
川﨑選手からするとガンバのFWはタレントが豊富なので、宇佐美選手など怪我で欠き、チャンスを与えられたので、ここでアピールしたいところでしたね。
長所としては技術が長けているので個の能力で相手DFを剥がす活躍が求められていると思います。
この試合でも宮本監督からガンガン仕掛けて相手を嫌がられるプレーを求められていたと思いますが、王者相手にはなかなか上手くいきませんでしたね。
それでも相手DFのハンドを誘い、PKを獲得する活躍。一定の評価はできるのではないでしょうか。
今シーズンはもっと長所を伸ばして、どんな相手でも勝てる技術を身につけ、魅せてもらいたいですね。
山本選手に関しては昨シーズン、ルーキーイヤーながら大活躍を見せ、一気に中心選手に成長しました。
しかし、今シーズンから韓国代表チュ セジョン選手が加入したのでレギュラー安泰ではありません。
共存は十分に可能だと思いますが、先発のチャンスを得たこの機会に改めてアピールし、宮本監督を悩ませる活躍を見せたいところ。
実際この試合では、ガンバはボールを持てている時間は山本選手を中心に巧みなパスワークを披露。
守備でも昨シーズンよりも身体を張ったプレーが多く見られ、順調に成長しているように見えました。
昨シーズン終盤は井手口選手が離脱していてパートナーがコロコロ変わる中で、プレービジョンが定まらなかったかもしれませんが、井手口選手がいると自分のプレーに専念できたのかもしれません。
セジョン選手を少し見てみたい気持ちもありましたが、山本選手のプレーは今シーズンも期待するしかありません。
ブラジル人助っ人について
注目されていたレアンドロ ペレイラ選手とチアゴ アウベス選手の出番は同点に追いついた直後の後半24分にやってきました。
得点を決めた矢島選手、同点弾のPK獲得した川﨑選手と交代。
交代に伴いシステムも4-4-2に変更。中盤の人数を削り、前に人をかける狙いが見えました。
交代直後にその効果を発揮。東口選手からのロングキックからレアンドロ ペレイラ選手が背り勝ったボールからパトリック選手のヘディングで裏に抜けたチアゴ アウベス選手が抜け出し、相手GKと一対一のチャンスになりましたが、惜しくも決められず⋯。
今後に期待を持てる好連携を見せてくれました。
しかし、試合が進むに連れて川崎Fペースになっていき、ボールを持てる時間が少なくなっていき、
レアンドロ ペレイラ選手の空中戦やチアゴ アウベス選手の個の強さは垣間見えるも得点に結びつくプレーは見られませんでした。
新型コロナウイルスの影響でキャンプの合流が遅くなった中での公式戦となりましたが、練習や試合を重ねるごとに連携を高めていってもらいたいですね!
Next Match に向けて
今シーズン初戦となった富士ゼロックススーパーカップ。
結果は最後の最後に得点を許し、悔しい結果となったが、見ている側としては非常に期待の持てる試合内容でした。
強敵相手に受け身になる時間や新加入選手との連携面など、改善点は多くあるが、昨シーズンの粘り強い守備面の土台に加え、ボールを保持し、前に運ぶプレーも見せてもらえました。
ここに欠場した、宇佐美選手、ヨングォン選手、福田選手、小野選手など昨シーズン一定期間出場した選手も加わり、層の厚さを駆使し、ローテーションしながら過密日程を乗り越え、勝ち星を重ねていけるように期待しています。
来週の開幕に向けて、怪我人もなく迎え、神戸を倒して欲しいです。
またどんなメンバーで、どんな試合を見せてくれるかワクワクですね。