【J1 第11節】名古屋 VS G大阪 @豊田ス
前節は連勝とはならず、清水にスコアレスドローで引き分けたガンバ大阪。
対するは今シーズンこれまで2位の難敵名古屋。
失点はここまでかなり少なく11試合を闘ってわずかに3失点の堅守を誇ります。
それでも前節は2失点していて、ガンバがリーグ戦で名古屋相手に2得点以上取れなかったのは2014年まで遡らないとありません。
意外と複数得点できるチャンスはありそうなので期待できそうです。
ただ今シーズンの名古屋は堅守を誇るのを意識してか、宇佐美選手を左サイドで起用し、柏戦以来のパトリック選手とレアンドロペレイラ選手のツートップ。
両サイドバックには小野瀬選手と福田選手を起用して挑みました!
・なかなか勝ち点を伸ばせないガンバ。今節は2位の難敵名古屋を叩けるか![spbr]
・得点力不足のガンバだが、名古屋相手には複数得点を取る上で相性がいい![spbr]
・堅守相手を意識してか攻撃的選手を宮本監督は多数起用!
試合データ
Jリーグ ディビジョン1 第11節 | ||
豊田スタジアム | ||
名古屋 | VS | G大阪 |
2 | 0 | |
スコアラー | ||
山崎 凌吾 | 29分 | |
相馬 勇紀 | 55分 | |
スタッツ | ||
40% | 支配率 | 60% |
11(5) | シュート | 12(0) |
13 | FK | 8 |
5 | CK | 4 |
0 | PK | 0 |
名古屋 | G大阪 | ||||
Pos | No | 選手名 | Pos | No | 選手名 |
GK | 1 | ランゲラック | GK | 1 | 東口 順昭 |
DF |
3 | 丸山 祐市 | DF | 3 | 昌子 源 |
14 | 木本 恭生 | 5 | 三浦 弦太 | ||
23 | 吉田 豊 | 8 | 小野瀬 康介 | ||
26 | 成瀬 竣平 | 14 | 福田 湧矢 | ||
MF | 2 | 米本 拓司 | MF |
10 | 倉田 秋 |
8 | 柿谷 曜一朗 | 15 | 井手口 陽介 | ||
11 | 相馬 勇紀 | 29 | 山本 悠樹 | ||
15 | 稲垣 祥 | 39 | 宇佐美 貴史 | ||
16 | マテウス | FW | 9 | レアンドロ ペレイラ | |
FW | 9 | 山崎 凌吾 | 18 | パトリック | |
リザーブ | |||||
GK | 21 | 武田 洋平 | GK | 25 | 石川 慧 |
DF | 4 | 中谷 進之介 | DF |
13 | 菅沼 駿哉 |
17 | 森下 龍矢 | 24 | 黒川 圭介 | ||
MF |
5 | 長澤 和輝 | MF |
6 | チュ セジョン |
FW | 10 | ガブリエル シャビエル | 21 | 矢島 慎也 | |
19 | 齋藤 学 | FW |
20 | 一美 和成 | |
25 | 前田 直輝 | 32 | チアゴ アウベス | ||
選手交代 | |||||
後32分 | 相馬⇔齋藤 | 後0分 | 井手口⇔セジョン | ||
後32分 | 柿谷⇔長澤 | 後14分 | 小野瀬⇔黒川 | ||
後36分 | マテウス⇔中谷 | 後25分 | 倉田⇔チアゴ | ||
後25分 | 山本⇔矢島 | ||||
後36分 | パトリック⇔一美 | ||||
警告 | |||||
前14分 | 山崎 凌吾 | 後17分 | 昌子 源 | ||
後43分 | 宇佐美 貴史 | ||||
退場 | |||||
監督 |
|||||
マッシモ フィッカデンティ | 宮本 恒靖 |
試合情報 | |
試合会場 | 豊田スタジアム |
入場者数 | 7463人 |
天候/気温/湿度 | 晴/19℃/20% |
主審 | 笠原 寛貴 |
副審 | 平間 亮、桜井 大介 |
第4審判 | 御厨 貴文 |
VAR | 西村 雄一 |
AVAR | 岡 宏道 |
マッチレビュー
試合の流れ
試合は立ち上がりは比較的ガンバペースで進みました。
パトリックの競り合いの落としを起因に小野瀬選手の左足のミドルシュートや裏に抜け出したレアンドロ ペレイラ選手が抜け出してのシュートを放つシーンはありましたが、枠には飛びませんでした。
ガンバがチャンスを決めきれない展開から徐々に名古屋のペースに移り始めた中、得点が生まれました。
29分にガンバDFが捕まえきれなかった相馬選手が左サイドをが突破し、ニアに行くと見せかけ、ファーへ逃げる動きでフリーになった山崎選手へ絶妙なクロス。
山崎選手はクロスをワントラップで足元に収め、そのままシュート。
東口選手も飛び出したが間に合わず、失点してしまいました。
悔しいですがFWとして非常に巧みな動きでお手本のようなゴールでした。
そこからはガンバはボールを持つも、名古屋は狙いを定めてボールを狩り、サイドの相馬選手とマテウス選手らに気持ちよく仕掛けさせる展開が続きました。
前半終了間際にはコーナーキックの流れから稲垣選手にミドルシュートを打たれ、レアンドロペレイラ選手がワンタッチしていたため枠を外れたヒヤッとするシーンがあったものの前半はスコアは動かず、名古屋1点リードで折り返しました。
後半頭からガンバは井手口選手に変えてセジョン選手を投入。
山本選手とセジョン選手のダブルボランチで流れを変えようとします。
しかし55分に失点してしまいます。
相馬選手が左サイドを抜け出し、三浦選手が釣り出され、切り返しについて行けず、かわされシュートを打たれてしまい、ゴールに吸い込まれてしまいました。
その後は名古屋が攻撃的な選手を下げ、守備的な選手を投入し、守備をより強固にし、逃げ切りをはかります。
得点を奪い返したいガンバも攻撃選手を次々に投入し、チアゴ選手や矢島選手が奮闘するも、宇佐美選手のフリーキックやレアンドロ ペレイラ選手のシュートは枠には飛ばず、このまま試合終了。
最後まで枠内にシュートが飛ばず、名古屋のプラン通りに試合が進む展開で完敗でした。
右サイドバックについて
今節は小野瀬選手を先発起用。
前節は佐藤選手がプロデビューを飾っていましたが、ベンチにも入りませんでした。
開幕前から髙尾選手くらいしか本職のレギュラークラスは不在という状況でした。
それでも目立った補強はせずに、開幕を迎えましたが、髙尾選手が離脱してしまいました。
その影響で小野瀬選手や佐藤選手や福田選手で回している状況です。
宮本監督はおそらくチアゴアウベス選手やこれから合流するウェリントン シルバ選手をサイドで起用することを見越して小野瀬選手とコンビを組ませたら強力になれると想定していると思います。
まろん夫は小野瀬選手の右サイドバックは可能性をかなり秘めていると思っていますが、今節は相馬選手に後手を踏んでいたので、少し厳しかったのかなと感じました。まろん妻は、小野瀬選手はもっと前でガンガン攻めるプレースタイルが好きなので、右SBでの起用はできれば今後しないでほしいと思っています。適材適所。小野瀬選手の良いところをもっと生かせるポジションでの起用を願います。(夫婦で唯一意見が割れている案件です。)
慣れ親しんだポジションではないので、もう少しサポートできる形が必要だったかなと感じます。
小野瀬選手はどう感じているかはわかりませんが、周りもフォローしていただいてまた活躍してもらいたいですね!
FW陣について
柏戦に続いてパトリック選手とレアンドロ ペレイラ選手がツートップを組みました。
レアンドロペレイラ選手にとってはその柏戦以来の出場となりました。
前回に比べると攻撃の形は描けていたように見えましたね。
もしかしたら宇佐美選手が一つポジション落として共存し、組み立てくれていたからかもしれませんが、裏に抜ける動きやポストプレーで攻撃の形は見せられていたかなと思います。
ある程度レアンドロ ペレイラ選手が真ん中に構えて、パトリック選手は裏に抜けたり、ロングボールのターゲットになるなど役割を分担できていたからなのかなとは思います。
しかし攻撃的なサッカーをするにはそれしかないと厳しいと感じます。後半最後の方に名古屋が守備に入っていた際にワンツーや連動した動きで崩すシーンを披露できるようになってもらいたいですね。
そこで気になるのは宇佐美選手の最適な起用法です。
ポジションを落としてある程度自由に動き、ゲームを作りながら、プレーするのがベストか、FWとしてゴール前の仕事に専念するのか、とても器用であるからこその悩みですね。
個人的には宇佐美選手にはやっぱり真ん中でプレーしてほしいなと思います。
ここまでの試合を観て、どちらかのサイドでドリブルで仕掛けられたり、時にはダイアゴナルな動きで真ん中にも入ってこれる選手がいたら、サイドに展開したり、ラストパスを出せたりして気持ちよくプレーできるのかなと感じました。
そんな選手は今のガンバならチアゴ アウベス選手や小野瀬選手なのかなと思います。
もしかしたら起用できるようになったらウェリントン シウバ選手の抜擢もあり得るかもしれませんね。
宮本監督が次節どのような起用をするにしても今節みたいに枠内シュート0は厳しいし、惜しいシュートだけでは勝てないので、修正して、いい結果を残せるように期待しましょう。
Next Match に向けて
4月の頭から再開し、過密日程の中5試合を消化しましたが、獲得した勝ち点は6。
上手くいっているとは言い難いですが、言い訳をするわけにはいきません。
次節は絶対に負けられない大阪ダービー。
少し時間が空いて5月2日のアウェーでの対戦となります。
怪我人もいて思い通りに行きませんが、ここで勝てれば流れは変わるはずです。
これまでもそうだったので、とにかくこの試合に向けて調整して勝ちたいですね!